◇00153 掛塚祭
静岡県磐田市(旧竜洋町)
貴船神社
□祭
山車(屋臺)六臺を曳く。
□山車
・蟹町 可組
工匠は坂田歌吉亀寿。大正九年の建造。
破風前鬼板、題は三国誌演義、彫常。
懸魚
破風後鬼、一ノ谷の合戦
懸魚
正面蟇股、千羽雀
正面欄間、親子竜(子持竜)彫松
後面欄間、義経弁慶五条大橋の出逢い
後面蟇股、雲
欄間 松に鳩、竹と雀、梅とうぐいす。
脇障子 須佐之男命、彫松
櫛稲田比売、彫松
・新町 志組
工匠は立川和四郎富重。
慶応二年の建造。
信州諏訪からの出造りで国清寺に滞在し三年掛りで完成したといわれる。
破風前鬼板、石橋山合戦 立川和四郎富重
懸魚、立川和四郎富重
破風後鬼板、唐獅子と毬 立川和四郎富重
懸魚、牡丹 立川和四郎富重
正面蟇股、虎の子渡し(雄)
欄間 虎の子渡し
後部梁上 老松
梁 瀬田の唐橋
欄間 鐘馗の豆まき
欄間 唐子の宝遊び
縁止 前 唐子の曲芸
後 粟にうずら
正面腰板、雲、波。千鳥
木鼻 獏
幕 迦陵頻、飛竜
・横町 よ組
工匠は平野勘蔵
建造は明治四0年
破風前鬼板 黄石公と張良 伊藤松次郎(彫松)
懸魚、大正七年の作
破風後鬼板、加藤清正の虎退治、大村善太郎、大正7年
懸魚
正面蟇股、子持竜、昭和六年
正面欄間、波に日の出 彫松
後面欄間 児島高徳と桜樹
後面蟇股竜 龍 昭和6年
欄間 責砥藤網、大村善太郎、大正七年
欄間 養老の滝、伊藤松次郎(彫清?)
欄間 神功皇后(彫松)大正七年
司馬温公の瓶割(彫松)、野々垣清三郎
脇障子 左甚五郎とのみ、彫松、昭和十九年
京人形と牡丹、昭和十八年
幕、仙人群像(詳細不明)、永井実、大正一五年。
木鼻 狛獅子 川合富士
・大当町 大組
工匠 不詳
破風前鬼板、雌雄竜、彫雲堂吉門
懸魚
破風後鬼板雌雄竜、彫雲堂吉門
懸魚
正面蟇股蟇股、雲
正面欄間 二見ケ浦 後藤岩五郎
後面欄間 霊獣
後面蟇股、雲
欄間 風神、雷神 霊獣 後藤岩五郎
風神
木鼻、狛獅子 片桐兵助伊寿
脇障子
表 羅生門、立川和四郎富惇
裏 張呆廊
表 松と虎
裏 鐘馗
持送り 犬に蒲公英(タンポポ) 小池佐太郎
幕、鳳凰
七つの兎、兎のもちつき
支度寺縁起
玉と竜
・田町 田組
工匠 小池佐太郎
昭和二十七年
懸魚
破風前鬼板 大江山鬼退治 浦辺一郎
破風後鬼板 中国の物語、浦部一郎
懸魚、張道陵仙人
正面蟇股、鳳凰、浦部一郎
正面欄間、岩見神楽、浦部一郎
後面欄間、七福人、浦部一郎
欄間 源三位頼政の鵺退治 浦部一郎
欄間 二十四孝より郭巨
左欄間 日本武尊
平家公達、維茂の持つ刀
脇障子、呂洞賓、鐘馗
中町 な組
工匠 坂田歌吉
明治三十九年
破風前鬼板 天岩戸開き 彫松
懸魚
破風後鬼板 鍾馗の鬼退治 彫常
懸魚
正面蟇股、雲
正面欄間唐獅子と牡丹、彫常
後面欄間、熊襲退治
後面蟇股、國造り
欄間 司馬温公甕割り 早瀬利三郎(号秋静)
欄間 二十四孝より舜帝 早瀬利三郎
左欄間 獅子の玉とり
欄間 七福人
脇障子 手長、足長
木鼻狛、獅子 鈴木宣之
持ち送り幕、波に亀
幕、大國天とねずみ、東京越後屋製
後幕、七金織帯
・砂町 す組
工匠 鈴木庄吉作
明治二十九年
破風前鬼板 小栗判官と照手姫 作者不詳
懸魚
破風後鬼板、九尾の狐、大村善太郎 昭和四年
懸魚、川合富士 大正六年
正面蟇股 竜、不易堂三光
正面欄間 玉獅子と牡丹 不易堂三光
後面欄間、鵺退治
後面蟇股、鵺退治 不易堂三光
欄間 藤と猿、菊と親子島
欄間 越後八ツ橋の梅、梅とうぐいす、紅葉
木鼻、狛獅子 正面二、左右四。
脇障子 獅子 千丈谷落し 彫松 大正八年
須佐之男命と櫛稲田姫
持ち送り
幕、波に千鳥 川合富士
幕、虎に竹 作者不明
本町 も組
工匠 鈴木勇次郎
明治三年
破風前鬼板、須佐之男命、立川専四郎富種、作成年は不明
懸魚、櫛稲田比売
破風後鬼板、鞍馬の牛若丸と鳥、後藤岩五郎、作成年不明
懸魚、天狗
正面蟇股、粟穂とうずら、不易堂三光
正面欄間 唐獅子牡丹 竹に虎 不易堂三光、明治二十四年
後面欄間 義経と弁慶五条大橋の出会い 鈴木岩重
後面蟇股、太平鰭
木鼻獅子 正面二 左右四。後藤岩五郎の弟子
右欄間 立川専四郎富種
梅、蘭、菊。
脇障子 石榴と鸚鵡、立川専四郎富種
脇障子 蝦蟇仙人
幕 鶴、鳥籠、千羽鶴の図 作者は不明。嘉永五年
後幕 花と籠
□汎論
貴船神社は、海上海運の安全、漁業、農業の守護神として崇敬され特に廻船業者の厚い
信仰を受けてきた町の産土神である。
神が神社から仮宮に神幸するとき、氏子の若衆らが屋臺を曳いて神輿のお供をする。これが掛塚祭の中心である。初期の屋臺は、荷車から曳舞臺、二層の屋臺へと時代と共に変遷してきた。江戸時代末期から明治時代にかけすべてが唐破風造りの単層になった。江戸時代の掛塚は、廻船業を中心として栄え、町民の財政も豊かだったため、各地のすぐれた技術者が集まり、造られた屋臺も絢爛たるものとなった。
祭囃子
掛塚祭屋臺囃子は昭和四十五年六月二日、静岡県指定無形民俗文化財に指定された。
〈掛塚掛塚屋台囃子保存会〉
□外部リンク
◇秩父夜祭(埼玉・秩父市)~中町屋台~
2008/12/14(日) 午後 4:39
... 次いで名工荒木和泉により本芸座、後幕、軒枝輪、欄間、鬼板等遂次補修し更に明治 23年同4年には登高欄の付設 ... 表鬼板の彫刻は天の岩戸開き懸魚は秩父 神社の祭神八意思兼命を右側に ... 高さ二十一尺正面八尺奥行十四尺自重三千貫と称す。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/qazxswedcvfr2004jp/57710645.html
◇阪南市新町やぐら新調20周年記念
2008/4/6(日) 午後 8:45
... 谷本暁、見本利隆 彫師は木下頼定 ~大屋根廻り~ 飾目 正面「伊弉諾尊、伊弉冉尊 国産み」 懸魚 正面「天照大神」 欄間 正面 「信玄と謙信 龍虎相打つ」 虹梁 「雲海」 柱巻 右「昇龍」 左「降龍」 小脇板 右「牛若 鞍馬山修業の場」 左 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/tarochan_matsuri/5927074.html
◇こんなところまで梅♪
2008/3/2(日) 午後 8:08
... 門の欄間?といえばいいのかな・・・ 寺院建築でいうところの ... これも専門用語というか名称は・・・唐破風懸魚(カラハフゲギョ)?ワカラナヒ~(´д`; 天満宮や神社の本殿の屋根を正面から見たときに、真ん中でいちばん高いところです。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/ebisu_han/3363447.html
◇櫓彫り物編♪No1
2007/12/13(木) 午後 9:41
深日一号先代櫓 大正7年制作?阪南市新町から大正9年に購入、大工彫師不詳 ;大屋根 懸魚正面「飛龍」後「獅子の子落し」 柱巻き昇龍 板勾欄 富士の巻狩り 小屋根 懸魚「浦島太郎」 欄間右?左「坂田金時」 幕板右「加藤清正虎退治」左?
http://blogs.yahoo.co.jp/kjntt928/38862694.html
静岡県磐田市(旧竜洋町)
貴船神社
□祭
山車(屋臺)六臺を曳く。
□山車
・蟹町 可組
工匠は坂田歌吉亀寿。大正九年の建造。
破風前鬼板、題は三国誌演義、彫常。
懸魚
破風後鬼、一ノ谷の合戦
懸魚
正面蟇股、千羽雀
正面欄間、親子竜(子持竜)彫松
後面欄間、義経弁慶五条大橋の出逢い
後面蟇股、雲
欄間 松に鳩、竹と雀、梅とうぐいす。
脇障子 須佐之男命、彫松
櫛稲田比売、彫松
・新町 志組
工匠は立川和四郎富重。
慶応二年の建造。
信州諏訪からの出造りで国清寺に滞在し三年掛りで完成したといわれる。
破風前鬼板、石橋山合戦 立川和四郎富重
懸魚、立川和四郎富重
破風後鬼板、唐獅子と毬 立川和四郎富重
懸魚、牡丹 立川和四郎富重
正面蟇股、虎の子渡し(雄)
欄間 虎の子渡し
後部梁上 老松
梁 瀬田の唐橋
欄間 鐘馗の豆まき
欄間 唐子の宝遊び
縁止 前 唐子の曲芸
後 粟にうずら
正面腰板、雲、波。千鳥
木鼻 獏
幕 迦陵頻、飛竜
・横町 よ組
工匠は平野勘蔵
建造は明治四0年
破風前鬼板 黄石公と張良 伊藤松次郎(彫松)
懸魚、大正七年の作
破風後鬼板、加藤清正の虎退治、大村善太郎、大正7年
懸魚
正面蟇股、子持竜、昭和六年
正面欄間、波に日の出 彫松
後面欄間 児島高徳と桜樹
後面蟇股竜 龍 昭和6年
欄間 責砥藤網、大村善太郎、大正七年
欄間 養老の滝、伊藤松次郎(彫清?)
欄間 神功皇后(彫松)大正七年
司馬温公の瓶割(彫松)、野々垣清三郎
脇障子 左甚五郎とのみ、彫松、昭和十九年
京人形と牡丹、昭和十八年
幕、仙人群像(詳細不明)、永井実、大正一五年。
木鼻 狛獅子 川合富士
・大当町 大組
工匠 不詳
破風前鬼板、雌雄竜、彫雲堂吉門
懸魚
破風後鬼板雌雄竜、彫雲堂吉門
懸魚
正面蟇股蟇股、雲
正面欄間 二見ケ浦 後藤岩五郎
後面欄間 霊獣
後面蟇股、雲
欄間 風神、雷神 霊獣 後藤岩五郎
風神
木鼻、狛獅子 片桐兵助伊寿
脇障子
表 羅生門、立川和四郎富惇
裏 張呆廊
表 松と虎
裏 鐘馗
持送り 犬に蒲公英(タンポポ) 小池佐太郎
幕、鳳凰
七つの兎、兎のもちつき
支度寺縁起
玉と竜
・田町 田組
工匠 小池佐太郎
昭和二十七年
懸魚
破風前鬼板 大江山鬼退治 浦辺一郎
破風後鬼板 中国の物語、浦部一郎
懸魚、張道陵仙人
正面蟇股、鳳凰、浦部一郎
正面欄間、岩見神楽、浦部一郎
後面欄間、七福人、浦部一郎
欄間 源三位頼政の鵺退治 浦部一郎
欄間 二十四孝より郭巨
左欄間 日本武尊
平家公達、維茂の持つ刀
脇障子、呂洞賓、鐘馗
中町 な組
工匠 坂田歌吉
明治三十九年
破風前鬼板 天岩戸開き 彫松
懸魚
破風後鬼板 鍾馗の鬼退治 彫常
懸魚
正面蟇股、雲
正面欄間唐獅子と牡丹、彫常
後面欄間、熊襲退治
後面蟇股、國造り
欄間 司馬温公甕割り 早瀬利三郎(号秋静)
欄間 二十四孝より舜帝 早瀬利三郎
左欄間 獅子の玉とり
欄間 七福人
脇障子 手長、足長
木鼻狛、獅子 鈴木宣之
持ち送り幕、波に亀
幕、大國天とねずみ、東京越後屋製
後幕、七金織帯
・砂町 す組
工匠 鈴木庄吉作
明治二十九年
破風前鬼板 小栗判官と照手姫 作者不詳
懸魚
破風後鬼板、九尾の狐、大村善太郎 昭和四年
懸魚、川合富士 大正六年
正面蟇股 竜、不易堂三光
正面欄間 玉獅子と牡丹 不易堂三光
後面欄間、鵺退治
後面蟇股、鵺退治 不易堂三光
欄間 藤と猿、菊と親子島
欄間 越後八ツ橋の梅、梅とうぐいす、紅葉
木鼻、狛獅子 正面二、左右四。
脇障子 獅子 千丈谷落し 彫松 大正八年
須佐之男命と櫛稲田姫
持ち送り
幕、波に千鳥 川合富士
幕、虎に竹 作者不明
本町 も組
工匠 鈴木勇次郎
明治三年
破風前鬼板、須佐之男命、立川専四郎富種、作成年は不明
懸魚、櫛稲田比売
破風後鬼板、鞍馬の牛若丸と鳥、後藤岩五郎、作成年不明
懸魚、天狗
正面蟇股、粟穂とうずら、不易堂三光
正面欄間 唐獅子牡丹 竹に虎 不易堂三光、明治二十四年
後面欄間 義経と弁慶五条大橋の出会い 鈴木岩重
後面蟇股、太平鰭
木鼻獅子 正面二 左右四。後藤岩五郎の弟子
右欄間 立川専四郎富種
梅、蘭、菊。
脇障子 石榴と鸚鵡、立川専四郎富種
脇障子 蝦蟇仙人
幕 鶴、鳥籠、千羽鶴の図 作者は不明。嘉永五年
後幕 花と籠
□汎論
貴船神社は、海上海運の安全、漁業、農業の守護神として崇敬され特に廻船業者の厚い
信仰を受けてきた町の産土神である。
神が神社から仮宮に神幸するとき、氏子の若衆らが屋臺を曳いて神輿のお供をする。これが掛塚祭の中心である。初期の屋臺は、荷車から曳舞臺、二層の屋臺へと時代と共に変遷してきた。江戸時代末期から明治時代にかけすべてが唐破風造りの単層になった。江戸時代の掛塚は、廻船業を中心として栄え、町民の財政も豊かだったため、各地のすぐれた技術者が集まり、造られた屋臺も絢爛たるものとなった。
祭囃子
掛塚祭屋臺囃子は昭和四十五年六月二日、静岡県指定無形民俗文化財に指定された。
〈掛塚掛塚屋台囃子保存会〉
□外部リンク
◇秩父夜祭(埼玉・秩父市)~中町屋台~
2008/12/14(日) 午後 4:39
... 次いで名工荒木和泉により本芸座、後幕、軒枝輪、欄間、鬼板等遂次補修し更に明治 23年同4年には登高欄の付設 ... 表鬼板の彫刻は天の岩戸開き懸魚は秩父 神社の祭神八意思兼命を右側に ... 高さ二十一尺正面八尺奥行十四尺自重三千貫と称す。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/qazxswedcvfr2004jp/57710645.html
◇阪南市新町やぐら新調20周年記念
2008/4/6(日) 午後 8:45
... 谷本暁、見本利隆 彫師は木下頼定 ~大屋根廻り~ 飾目 正面「伊弉諾尊、伊弉冉尊 国産み」 懸魚 正面「天照大神」 欄間 正面 「信玄と謙信 龍虎相打つ」 虹梁 「雲海」 柱巻 右「昇龍」 左「降龍」 小脇板 右「牛若 鞍馬山修業の場」 左 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/tarochan_matsuri/5927074.html
◇こんなところまで梅♪
2008/3/2(日) 午後 8:08
... 門の欄間?といえばいいのかな・・・ 寺院建築でいうところの ... これも専門用語というか名称は・・・唐破風懸魚(カラハフゲギョ)?ワカラナヒ~(´д`; 天満宮や神社の本殿の屋根を正面から見たときに、真ん中でいちばん高いところです。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/ebisu_han/3363447.html
◇櫓彫り物編♪No1
2007/12/13(木) 午後 9:41
深日一号先代櫓 大正7年制作?阪南市新町から大正9年に購入、大工彫師不詳 ;大屋根 懸魚正面「飛龍」後「獅子の子落し」 柱巻き昇龍 板勾欄 富士の巻狩り 小屋根 懸魚「浦島太郎」 欄間右?左「坂田金時」 幕板右「加藤清正虎退治」左?
http://blogs.yahoo.co.jp/kjntt928/38862694.html