00214 津八幡神社祭
三重県津市
津八幡神社
10月上旬
現在山車の曳行はない。
祭の起源は寛永年間(1624一1643)に始まると云われ、多くの山車があったが、戦災により惜しくもすべて焼失した。
□山車、屋臺
・丸ノ内本町
・魚町
舟型山車
・北町
・東町
・中町
・築地
・山ノ世古
・宿屋町
・中ノ番町
・大門町
・蔵町
・京口、立町
・入江町
・伊予町
□初期の練りもの、通りもの
・一番
町印は、金の天日の中に鶏毛の下に銀の井桁、金の鳳凰を作りて居(す)ゑる。
・浜魚町
造物 曳舟一艘
町印は、銀の半月中に黒き剱形。
・堀川町・新仲町
大名行列の真似
・二番
町印は銀の簸ニツ。上に金の孔軋? ゴハせ三方に風車を附ける。
・東町
はりぬき大頭
町印は唐図の下に赤き吹貫。
・西末寺町
鐘曳
・三番
町印は鏡に金銀の斧。
・西町、塔世町
仙人の真似
町印は鳥毛□□。
・釜屋町山伏の真似
町印は金の馬□、銀のヨウタン糸柳?
・加屋町
石引
・四番町印
五幣
・築地町、
猩々
町印は剱頭ニ幣、榊
・山瀬古町
湯立
町印は金の鏡
・新魚町
愛宕参りの真似。
・五番
町印は薄ニ金の月と銀の星
・宿屋町、中ノ番町
高野聖の真似
・六番
町印は金製□斗五本
。分部町
唐人行列
・七番
町印は花箭上に五幣、銀の角二ツ
・大門町
潮汲行列
・八番
鷹野の真似行列
・立世古町、京口町
町印は金の大鋸中ニ三日月下ニひけこ
・宝禄町
柚人行列
町印は朱半月金人形下・□んすの箭
・新立町
順礼
・九番
町印は□上ニ鵜一羽
・地頭領町
川猟
町印は朱将基駒
・南瀬古、大瀬古町
鷹野
・十番
町印は□□のきぬ吹貫
。伊予町、岩田町
母衣武者の真似
初期は出しを飾った町印に、仮装や物真似行列が続く練物だったようである。方形の笠鉾が描かれ、総勢千二百人を超えるという大規模なものであった。
のち、江戸中期から末期には、能にちなんだ練物や通りものがでている。
江戸後期、安政年間と推定されている「八幡神社祭礼絵巻」方形の笠鉾、笠鉾と棒状の鉾絵巻は、町印、太鼓打、通り物、曳きもの、担ぎものの順ででている。
これが次第に発展して山車に移行していったとみられる。
「津市誌」(大正四年)に写真が載る。
□山車文献資料
・明暦年間祭礼之次第
・勢陽雑記
・八幡神社祭礼絵巻
・津市誌 大正四年
三重県津市
津八幡神社
10月上旬
現在山車の曳行はない。
祭の起源は寛永年間(1624一1643)に始まると云われ、多くの山車があったが、戦災により惜しくもすべて焼失した。
□山車、屋臺
・丸ノ内本町
・魚町
舟型山車
・北町
・東町
・中町
・築地
・山ノ世古
・宿屋町
・中ノ番町
・大門町
・蔵町
・京口、立町
・入江町
・伊予町
□初期の練りもの、通りもの
・一番
町印は、金の天日の中に鶏毛の下に銀の井桁、金の鳳凰を作りて居(す)ゑる。
・浜魚町
造物 曳舟一艘
町印は、銀の半月中に黒き剱形。
・堀川町・新仲町
大名行列の真似
・二番
町印は銀の簸ニツ。上に金の孔軋? ゴハせ三方に風車を附ける。
・東町
はりぬき大頭
町印は唐図の下に赤き吹貫。
・西末寺町
鐘曳
・三番
町印は鏡に金銀の斧。
・西町、塔世町
仙人の真似
町印は鳥毛□□。
・釜屋町山伏の真似
町印は金の馬□、銀のヨウタン糸柳?
・加屋町
石引
・四番町印
五幣
・築地町、
猩々
町印は剱頭ニ幣、榊
・山瀬古町
湯立
町印は金の鏡
・新魚町
愛宕参りの真似。
・五番
町印は薄ニ金の月と銀の星
・宿屋町、中ノ番町
高野聖の真似
・六番
町印は金製□斗五本
。分部町
唐人行列
・七番
町印は花箭上に五幣、銀の角二ツ
・大門町
潮汲行列
・八番
鷹野の真似行列
・立世古町、京口町
町印は金の大鋸中ニ三日月下ニひけこ
・宝禄町
柚人行列
町印は朱半月金人形下・□んすの箭
・新立町
順礼
・九番
町印は□上ニ鵜一羽
・地頭領町
川猟
町印は朱将基駒
・南瀬古、大瀬古町
鷹野
・十番
町印は□□のきぬ吹貫
。伊予町、岩田町
母衣武者の真似
初期は出しを飾った町印に、仮装や物真似行列が続く練物だったようである。方形の笠鉾が描かれ、総勢千二百人を超えるという大規模なものであった。
のち、江戸中期から末期には、能にちなんだ練物や通りものがでている。
江戸後期、安政年間と推定されている「八幡神社祭礼絵巻」方形の笠鉾、笠鉾と棒状の鉾絵巻は、町印、太鼓打、通り物、曳きもの、担ぎものの順ででている。
これが次第に発展して山車に移行していったとみられる。
「津市誌」(大正四年)に写真が載る。
□山車文献資料
・明暦年間祭礼之次第
・勢陽雑記
・八幡神社祭礼絵巻
・津市誌 大正四年