行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

コオニヤンマとナナフシ

2021-07-13 20:00:21 | 昆虫
林縁の草原にコオニヤンマとナナフシを見つけました(6/11)。


河川敷の林縁の木の葉に、
発生して間もないと思える大きなサナエトンボがいました。
コオニヤンマです。


コオニヤンマは全長80~90mmと
日本のサナエトンボの中では最大。
日本最大のオニヤンマに似ていて、
それより少し小型なのでコオニヤンマの名があります。


コオニヤンマは体の大きさに比べて頭が小さく、後脚が長いのが特徴。
未熟期は複眼が深緑色だが成熟すると澄んだ緑色に変わります。


ヤンマ類に比べてサナエトンボの仲間はとまっていることが多く、
近づくこともできるので、見つければ写しやすいトンボたちです。
そして、一般にヤンマ類は木の枝などにぶらさがって止まりますが、
サナエトンボ類は腹を水平にして止まります。


コオニヤンマを写していると、
木の枝から何かが地面の草原に落ちました。
草原を探して見ると、眼や触角がある「木の枝」がいました。
ナナフシです。


ナナフシ。
木の枝に擬態した姿が特徴的なナナフシ科の昆虫です。
日当たりのよい林縁などの葉上、下草上で見られ、
木や草の葉を食べます。


体も脚もまるで木の枝、
別名としてナナフシモドキとも呼ばれます。
そして、草原の中にあっても、落枝のようです。
普通に歩いていたならば、まず見つかりません。
コメント
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