行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

イチヤクソウ

2021-07-06 20:00:10 | 花,植物
自宅近く、公園の林の中の草原にイチヤクソウが
群生して咲いているのを見つけました(6/9)。
1月半ほど前にはキンランやギンランが咲いていた場所です。
自生のイチヤクソウが群生して咲いている嬉しさに、
またやや暗い場所、ピントが甘くなることを考え、何枚かシャッターを押しました。


イチヤクソウ(一薬草)、
ツツジ科イチヤクソウ属の常緑の多年草で、
日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、低山の林中に生育します。


花期は6-7月。
葉の間から長さ20cm弱の花茎を伸ばし、
総状花序に3-10個の花をつけます。


花は白色で広鐘形、花弁は5個あり下向きに咲きます。
雄しべは10個あり、
雌しべは湾曲して花冠から突き出て、柱頭は小さく5裂しています。


「一薬草」の名は花期の全草を乾燥させたものが民間薬として使われため。
生薬名は「鹿蹄草(ろくていそう)」と呼ばれるようです。


今年の花に並んで昨年の果実殻が
ドライフラワーのようになってきれいに残っていました。 
果実は蒴果、径6~7mm、花の半分ほどの大きさです。


下向きに咲く花を真上からねらって見ました。
手振れ補正は上下には弱いようで、ピントが甘くなってしまいましたが、
萼片は5個、披針形で先がとがり、3~5mmで幅の2~3倍であることが分かります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする