行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ドクダミと八重のドクダミ

2021-07-10 20:00:24 | 花,植物
6月初旬、
八重のドクダミが咲いていました。
ドクダミは草原や空き地などの多くの場所に見られますが、
八重花は少し珍しく、レンズを向けて見ました。


ドクダミ、
ドクダミ科ドクダミ属、1属1種の多年草です。
十字形に4枚ある白い花弁状のものは葉が変形した苞という組織、
実際の花は中心の黄色の部分、
花序にたくさんの小さな花が集まっています。


やや湿った場所を好むドクダミ、
入梅の頃、薄暗い中に咲く真っ白な花は眼をひきます。
ちょうどその頃に姿を現すキマダラセセリ、
その白さにひかれてか葉にとまりまし。
ただ、その独特のきつい匂いに抵抗があるのでしょうか、
吸蜜することはなく、飛んでいきました。


そのドクダミの八重の花を見つけました。
もともとは園芸品種として開発されたもののようですが、
野生化しているものがときどき見られます。


その八重の花。
白い花弁状の苞は下の方が大きく、
上の方は小さく、花全体としてはピラミット形に見えます。
そして、その白い苞と苞の間に花が散在しています。


ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草、
八重のドクダミも同じような場所に咲きます。
白い花弁状部分が多いだけに、薄暗い中により目立ちます。


花弁が半分緑色の個体がありました。
花弁に見える白い部分は苞(葉)が徐々に変化していくことがわかります。

コメント
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