5月中旬の散歩道に
キキョウソウ、ノアザミ、白色のユウゲショウを写しました。
いずれも美しいといってよい雑草の花です。
雨で時間があったのでいろいろ調べて見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8c/1b30f3f42ec297fc2635f8af4e95a8e5.jpg)
道ばたにキキョウソウ(桔梗草)が花をつけていました。
花はまさしく小型のキキョウ、キキョウ科キキョウソウ属の一年生草本です。
日当たりのよいやや乾燥したところに見られる北米原産の帰化植物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7d/1285894b597cb4cffc0aa5638c7364ec.jpg)
高さ 30~80 cmに成長し、
5~7月、葉腋に1~数個花をつけます。
葉は互生、茎を抱くようにして離れて付くので、ダンダンギキョウの名もあります。
よく似た草に、やはり北米原産の帰化植物、ヒナキキョウソウがあります。
こちらは茎頂付近に花が一つだけつきます。
花が複数咲いていたらキキョウソウ、
一つだけならヒナキキョウソウと判断してよさそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/73/201a63bfbc5499cab63647cc2d6ecdf7.jpg)
キキョウソウの花冠は紫色で5弁、深裂します。
雄しべは5個、雌しべは1個、蕊の形もキキョウに似ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d1/8ef4c1b45dd306ca2169ee112454a4eb.jpg)
春から5月ごろまで、まず茎の下方に閉鎖花をつけ、
5月中下旬になると上方に美しい正常花を咲かせます。
自家受粉になりますが、まずは閉鎖花で確実に子孫を残し、
条件がよければその後ゆっくりと花を開いて、
より強い遺伝子を引き継ぐキキョウソウの生存戦略です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/f0894e212961432ca4cbd3002146518d.jpg)
ノアザミ(野薊)。
キク科アザミ属の多年草、
春から初夏の時期に咲くアザミ属はこのノアザミだけです。
上写真、咲きはじめ、雄性期のノアザミの花、
濃紫色の雄しべが伸び、先端に花粉がたくさん見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2f/7e4438843b5b3162be2606dd957c86c0.jpg)
ノアザミの花を虫メガネで観察するとわかるのですが、
5枚の花弁が接合した筒状花がたくさん集まり頭状花を形成しています。
咲きはじめの雄性期の花、
5本が接合し筒状になった雄しべの先から花粉が放出されます。
その後、5本の雄しべに包まれていた雌しべが花粉を押し出すようにして伸びてきます。
やがて花粉を出し切った雄しべは消え、すっかり成長した雌しべの柱頭が2裂し、
受粉に向けての用意が整った雌性期の花になります。
まず雄しべが成熟し、後から雌しべが成熟する雄性先熟、
自家受粉を避ける仕組みです。
ノアザミでは、雌しべが成長しはじめて、花粉を押し出す時、
柱頭は2裂せずに閉じており、自家受粉がおこらないような仕組みになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/be/39754febf8970a06aa5c537c1b569498.jpg)
アカバナ科ユウゲショウ。
南米から北米南部原産の帰化植物です。
赤花が通常種、初夏の野のいたる場所で目にしますが、
白花は稀、マクロレンズを取り出し写して見ました。
キキョウソウ、ノアザミ、白色のユウゲショウを写しました。
いずれも美しいといってよい雑草の花です。
雨で時間があったのでいろいろ調べて見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8c/1b30f3f42ec297fc2635f8af4e95a8e5.jpg)
道ばたにキキョウソウ(桔梗草)が花をつけていました。
花はまさしく小型のキキョウ、キキョウ科キキョウソウ属の一年生草本です。
日当たりのよいやや乾燥したところに見られる北米原産の帰化植物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7d/1285894b597cb4cffc0aa5638c7364ec.jpg)
高さ 30~80 cmに成長し、
5~7月、葉腋に1~数個花をつけます。
葉は互生、茎を抱くようにして離れて付くので、ダンダンギキョウの名もあります。
よく似た草に、やはり北米原産の帰化植物、ヒナキキョウソウがあります。
こちらは茎頂付近に花が一つだけつきます。
花が複数咲いていたらキキョウソウ、
一つだけならヒナキキョウソウと判断してよさそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/73/201a63bfbc5499cab63647cc2d6ecdf7.jpg)
キキョウソウの花冠は紫色で5弁、深裂します。
雄しべは5個、雌しべは1個、蕊の形もキキョウに似ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d1/8ef4c1b45dd306ca2169ee112454a4eb.jpg)
春から5月ごろまで、まず茎の下方に閉鎖花をつけ、
5月中下旬になると上方に美しい正常花を咲かせます。
自家受粉になりますが、まずは閉鎖花で確実に子孫を残し、
条件がよければその後ゆっくりと花を開いて、
より強い遺伝子を引き継ぐキキョウソウの生存戦略です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/f0894e212961432ca4cbd3002146518d.jpg)
ノアザミ(野薊)。
キク科アザミ属の多年草、
春から初夏の時期に咲くアザミ属はこのノアザミだけです。
上写真、咲きはじめ、雄性期のノアザミの花、
濃紫色の雄しべが伸び、先端に花粉がたくさん見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2f/7e4438843b5b3162be2606dd957c86c0.jpg)
ノアザミの花を虫メガネで観察するとわかるのですが、
5枚の花弁が接合した筒状花がたくさん集まり頭状花を形成しています。
咲きはじめの雄性期の花、
5本が接合し筒状になった雄しべの先から花粉が放出されます。
その後、5本の雄しべに包まれていた雌しべが花粉を押し出すようにして伸びてきます。
やがて花粉を出し切った雄しべは消え、すっかり成長した雌しべの柱頭が2裂し、
受粉に向けての用意が整った雌性期の花になります。
まず雄しべが成熟し、後から雌しべが成熟する雄性先熟、
自家受粉を避ける仕組みです。
ノアザミでは、雌しべが成長しはじめて、花粉を押し出す時、
柱頭は2裂せずに閉じており、自家受粉がおこらないような仕組みになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/be/39754febf8970a06aa5c537c1b569498.jpg)
アカバナ科ユウゲショウ。
南米から北米南部原産の帰化植物です。
赤花が通常種、初夏の野のいたる場所で目にしますが、
白花は稀、マクロレンズを取り出し写して見ました。