行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フデリンドウ

2019-04-18 20:00:12 | 花と虫
4月初旬の里山の散歩道、
フデリンドウの小さな青色の花を何か所かに見つけました。
春先、可憐なこの花を見るとなぜかうれしくなります。


リンドウ科リンドウ属フデリンドウ、
4~5月、日当たりのよい疎林などに花をつけます。
春に咲く小さなリンドウ、数少ない青色の花です。


咲いて間もないフデリンドウ、
まだ土がついていました。
フデリンドウの名の由来は蕾(花を閉じた時)の形が筆先のようだから。


笹薮の中に見つけたフデリンドウ、
8つほどの花がついていました。


その花に小さな虫が吸蜜に来ていました。
調べてみると、ビロードツリアブとモモブトカミキリムシモドキ、
いずれも4~6月、春限定の小さな昆虫です。


こちらの花にはニホンヒゲナガバチ、
これも春限定の昆虫です。
フデリンドウの豪華な花は春に発生する小さな虫たちの重要な蜜源のようです。


高尾で写したこの花、
多摩丘陵で写したものより青色が鮮やかに見えます。
フデリンドウ、フクジュソウなど他の春の花と同じように
昆虫たちが活動する太陽の日が射す時だけ豪華に開き、
虫たちを誘います。


草丈は6~10cm、花冠は2〜2.5cmほどの鐘形。
葉は対生し、形は広卵形で全縁、質感が厚め、
しばしば褐色のものを見ます。

コメント
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