行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

御衣黄桜など八重の桜

2019-04-28 20:00:05 | 花,植物
ソメイヨシノのが終わると
八重の里桜があちらこちらにその華麗な姿を見せてくれます。


花びらが緑色として知られるギョイコウザクラ(御衣黄桜)、
はじめて見た咲きはじめの花、
ほんとうに花びらが緑色でした(4/17高尾)。


このギョイコウ、
開花したばかりの花は緑色ですが
徐々に黄色に変化し、最盛期を過ぎると花びらの中心部が赤く染まります。
なお御衣とは貴族の着物のことだそうです。


ウコンサクラ(鬱金桜)。
ウコンザクラの花も葉緑体をもち、緑色の桜として知られます。
しかし、その量が少なく、若干の緑色が感じられるものの、
淡い黄色に見えます。


マツマエサラサ(松前更紗)。
1つの花序に複数の花が折り重なるように咲く、
北海道の松前で作出された里桜です。
(4/17の高尾の多摩森林科学園にて)
里桜とは主としてオオシマザクラから交雑した桜を改良選出した園芸品種の総称とのこと。
八重桜のほとんどは里桜になります。
その数は多く、どれも似ているので、
樹に名札がついていないと私には名が分かりません。


イトククリ(糸括)。
塊状に咲く花が糸でくくりあげたようにまとまるのでつけられた名、
すてきな名を持つ美しい桜です。
荒川の堤に江戸時代には登場していた里桜だそうです。


イチヨウ(一葉)、
よく名を聞く、新宿御苑に多く見られる代表的な里桜です。
花の中心部から葉の形に変化した雌しべが1-2本突き出ており、
この様子からイチヨウ(一葉)の名前があります。
この桜も江戸時代に荒川の堤に見られたとのことです。


ショウゲツ(松月)。
これもよく聞く名です。
美しい大輪の八重花が垂れて咲き、
花びらは薄い紅色、花の端が赤く中心は白くなります。
(4/18、昭和記念公園)


カンザン(関山)。
濃いピンク色、花弁数が20~50ととても多い八重の桜、
最も普及していて、八重桜の代表的品種です。
この花が塩漬けされ、桜湯の原料やアンパンの上に乗せられます。
コメント
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