またまた中国の話。「尖閣、南シナ海…対立「適切に対処」と習主席」という記事が目に入った。今更ながらふざけたことを言う国のトップだ。彼らが言う「適切な対処」とは武力しか考えられない。外に何が考えられるのか。チベット紛争、新疆ウイグル地区紛争など国内での対処もすべて武力による鎮圧であった。南シナ海、東シナ海も同じように軍事力を背景に強い態度で迫っているではないか。この国の考えることは武力鎮圧しかないのである。
もし、トップの云うことが真実なら、即座に実行あるのみである。それが出来ないのならそれは空念仏と同じ。トップが発言することで海外メディアがそれに飛びついて関心を示すだけ。単なるパフォーマンスに過ぎない。日本に対する態度、行動が今までと変わりなければ、幾ら「適切な対処」と言っても誰も信用はしないし、できない。そんな空言を言うなら、決められたことをまず守ることだろう。法律や規則をまともに守れないでただ言うだけなら、幼稚園生と同じ。
もっと真面なことが言えないのだろうか。武力で威嚇をしてきて今更「適切に対処」だといわれても誰も信用しない。今回の鳥インフルエンザにしても、軍部は「アメリカが鳥インフルエンザの細菌を持ち込んだ」と称している。バカなことを言う軍部である。トップがトップなら軍部も軍部である。情報を隠ぺいすることは何時でもやっているし、人権を無視することも同じようにいつもやっている。物事、全て独裁的な考え方で進めているので、真面ではない。この国で「適切に対処」というのは一体どのような対処なのだろうか。自分勝手に好き放題のことをやることが「適切に対処」なのだろう。
法律を無視することくらい、この国にとって簡単なこと。法律を作っても守らない、守れない。国の方針なのかもしれないが、法治国家ではないから仕方がない。食品偽装で、日本では毒入り餃子を食べさせられたが、この国では大した事件ではないようだ。そんなものを食べた人が悪い、くらいに思っているのではないか。これから原子力発電所をたくさん造るというが、本当に管理ができるのだろうか。今までの一般の工場と同じような気持ちで管理するのであれば危険この上ないことになる。それこそ原発事故が発生したら、「適切に対処」している、と言われればそれまでである。放射能を含んだ大気が日本へ押し寄せてくる。原爆を落とされるのと全く同じになる。
この国にとって「武力での制圧」は普通のことなのである。それこそ、これが「適切に対処」なのである。そのうち人民が不平不満が溜りに溜まって爆発するかもしれない。そんな爆発を「適切に対処」で制圧すれば大混乱に陥るだろう。