「北朝鮮非核化、各国に責任」と中国が言い出した。北朝鮮の核武装には中国の後ろ盾があったということだ。北朝鮮が単独で核武装が出来るわけがない。中国が後ろで糸を引いていたのである。尖閣諸島に関しても、領海を侵犯している漁船は民間の船だと宣伝しているが、実は軍部が偽装している、と前から言われている。中国が、何か事を起こす場合には殆ど全て軍部が後ろ強いるということだ。この国では、軍部が強い力を持っていて、全てに後ろ盾がある。
中国には民間が単独で物事を行うことは有り得ない。少なくとも政府中枢の誰かの支持で動いている。そしてその後ろ盾が軍部なのである。日本は、中国と対峙するときは、軍部の動きを徹底的に調べる必要がある。中国軍は北朝鮮と違って最新兵器を備えている。ロシアやヨーロッパからの技術を盗み取って自国で武器を生産している。特にロシアからは戦闘機を大量に購入しており、今後はこの戦闘機を基にした中国製の戦闘機が飛ぶはずだ。パイロットの訓練はこれからかもしれないが、ここ2~3年のうちには新しい戦闘機の中国人パイロットが誕生するはずだ。
航空母艦、潜水艦も同じようにロシアから中古を購入しており、この技術を基にして中国製の航空母艦、潜水艦が出来上がる。全てが外国から買ったものを模倣して造られる。いつものパターンである。しかし、真似はできても、その後の技術的な進歩が出来るかどうかである。この国は昔から真似は上手だが、自国の技術の構築が上手くいっていない。鉄道技術も、今はいいかもしれないが、そのうちに技術は古くなり、新しい技術の導入が必要になる。今の技術を基に新しい技術開発を常に行わなければ、衰退してしまう。
北朝鮮が核武装できる状態に持っていったのは中国である。自分の責任を果たさないで、他国に責任転嫁する今の中国、これでは国連の常任理事国としての指導者にはなれない。また、世界の指導者としては殆ど無理がある。世界をリードするには、経験だけでなく、国民性も必要になってくる。一党独裁で、民主主義を否定する国に指導者としての資格は与えられない。幾ら経済が潤っていても、それはただの金持ちに過ぎない。大体中華民族は信用されていない。
北朝鮮はどこに向かっていこうとしているのだろうか。指導者が新しくなっても内容は全く変わらない今の状況。これでは国際的な信用は得られない。中国と北朝鮮は同じように国際的な国家として問題児なのである。