ようやく涼しくなってきたかと思えば雨続きで快適なジョギング日和にならなかったが、既に心身ともに走りこみシーズンを迎えている。
この日は、久しぶりに晴れ間も見えてジョガーにはこの上ないジョギング日和となり、朝ジョグで小出川の彼岸花散策ジョグへと出かけてきた。
小出川は、初夏にはアジサイ路として、秋には彼岸花路として花街道として有名になり、藤沢市の「ふじさわ景観ベストテン」にも選ばれて、最近は多くのツアー客やウオーキングの定番コースとして多くの人々が訪れている。
今年は、既に朝ジョグで3回開花状況を確認に来ていたが、猛暑続きと寒暖の差が無かったので、開花が10日以上遅れていたようで、先の23日の第3回彼岸花まつりでも余り開花していなかったのだ。
この日も小出川の大黒橋から寒川町の追出橋付近まで約3kmを両岸を往復して走りながら、ほぼ見頃になっている花を愛でながらジョグってきたが、既にお祭りも終わっていたので、散歩される姿も少なかった。
このエリアは、藤沢・茅ヶ崎・寒川の里山地区であり、刈り入れ前の稲穂が垂れ下がり黄金色の田園と彼岸花(曼珠沙華)の赤い帯、小出川の水草の緑色が映えており、実に美しい秋の景色が拡がっていました。
天候が良いと、小出川の延長上に富士山が見られて絶好のビューポイントとなるが、この日は残念ながら姿を現す様子は無かった。
また、今のシ-ズンにはスケッチポイントとしても、欠かせない風景が広がっており、スケッチ愛好者が描いている光景が見られます。
咲き乱れる紅の曼珠沙華を眺めていると、花言葉の『情熱』は納得であるが、「悲しい思い出」や「再会」、「あきらめ」もあるようで、何か意味深な花である。赤い群生の花の中には、ところどころ白い彼岸花も咲いているが、これは白い貴婦人なのか、それとも情熱の女に取り囲まれた貴公子なのか分からないが、白い花は際立っていた。
両岸を往復してから、里山へと移動して山道を走ると、丁度 大きな栗の木の下で、農家の方がくりの実を取り出しておられたが、今年の夏の暑さのせいで栗の成長もいつになくよかったそうだ。
どんぐりや椿の実など、路上には秋本番の光景が見られて、秋の味覚も楽しみである。