前日、京田辺市で9月の史上最高気温を記録したばかりで、いつまで続くのかと愚痴が出るほど猛暑が続いているが、今朝窓から入る風は何となく秋風のように感じたので、走りたい気分が起き上がり、久しぶりにジョギングへと飛び出してみた。
今週に予定している近辺の歴史散策ウオーキング・コースの下調べを兼ねて、藤沢大庭地区の歴史を訪ねての試走ランとなった。
早朝には、幾らか秋風も感じつつ快調に走りだしたが、いつものマイコースではなく、これまであまり縁がなかった歴史的スポットを探しながらのジョグのため、道に迷いながら歩を進めてのジョグ&ウオークとなった。
我が藤沢大庭地区は、大庭城址公園を中心に古代からの歴史スポットが多く、ウオーキング・コースとしてウオーキング族が毎週歩いている姿が見られている。
この日は、芙蓉カントリークラブ周辺の大庭神社旧跡(熊野神社)を訪れたが、現在稲荷に存在する延喜式内社の大庭神社の旧跡だといわれているそうです。
石鳥居は、天保4年のものだと案内板に記載されていますが、針金で縛られていました。また、竹林に囲まれた石段の奥に鎮座する社は、訪れる人もない荒れていたが、秋には、銀杏が沢山落ちる隠れ処である。
さらにゴルフ場へ通じるトンネルを抜けると、ゴルフコースの横に、古びた神明社が人知れずひっそりと鎮座していましたが、由来は案内もなく不明でした。
谷戸の一本道を戻り、「臺谷戸稲荷の森」と呼ばれる稲荷神社の鎮守の森があり、見事なタブノキが、神社を守っています。
タブノキは、「かながわ名木100選」に選ばれており、市の天然記念物にも指定されているが、樹齢300年を超えるその姿は、数年前に台風で双幹の半分が倒木しており、その痛々しさが残っていた。
舟地蔵公園から引地川沿いへとジョグって行くと、公園には樹木には秋の気配を感じる色合いも見られ、田園は稲穂も垂れ下がり既に刈り入れが済んでいる田も見られ、確実に秋は近づいていた。
引地川沿いから「ふるさとの森」へと入り、その先にある大庭神社へと森の中をクロスカントリーを楽しみながら進んだが、すっかり蝉の鳴き声も静かになっているのを感じていた。
目指す大庭神社には、人影はなく鎮座して静まり返っていた。何故か社殿の前には、鐘楼があるが、鐘はお寺のものと理解していたが、神仏習合の名残なのだろうか?古い歴史を感じられる光景だった。
しばし、木陰で涼しさを感じていたが、陽が昇るとともに 我慢できない暑さを感じて、この日の散策を打ち切り、親水公園から家路を急いだ。