住民税の最大1割程度を生まれ故郷の自治体などに納める「ふるさと納税」。選挙対策なのかどうか知りませんが、政府与党からいきなり出てきたこのアイディアにはびっくりしました。
まず思ったのは、こりゃ石原東京都知事が猛反対するだろうな、ということ。東国原知事を「田舎もん」呼ばわりしたことに表れているように、強烈な「東京中華思想」をお持ちの方ですから、都民の税金を地方なんかに持っていかれるのは我慢できない . . . 本文を読む
「挨拶」は大切です。コミュニケーションの基本中の基本。誰でも、挨拶をされて気持ち良くないわけがありません。気持ちよく感じるのは、「心がある」からです。朝、コンビニに入ると、「いらっしゃいませ、おはようございます」と店員から声を掛けられる。とりあえず「おはようございます」と答えるのですが、自分でもなんとなく「座り」の悪い物言いだったりします。それは、もしかしたら、あの店員さんは、「マニュアル」どおり . . . 本文を読む
「4 「優しさ」という名の暴力」、「5 「察する美学」から「語る」美学へ」で、中嶋氏は、騒音に対する自身の闘争と同じくらい、「ぶっ飛んだ」主張を展開しています。彼に「攻撃」を受けた人はもちろん、多くの日本人は彼の主張に納得することはできないのではないかと思います。
まずは「「優しさ」という名の暴力」。吉野弘氏の有名な詩「夕焼け」を取り上げつつ、日本では、「他人に対して優しいのみならず、他人が自分 . . . 本文を読む
一見、厳しいおっさんがとんでもないことを言っている、ように見えて、実はよく読むと、いたって正論である。こういう類の本は、林道義氏の『父性の復権』、『母性の復権』(いずれも中公新書)以来のような気がします。
この本は、いたるところ騒音だらけの日本社会に果敢に挑む一人の大学教授の物語です。単行本での初版は1996年と相当前ですが、このたびようやく読むことができました。
彼、中島氏の「闘争」にはホン . . . 本文を読む
新しい形の専門高校(特に農業高校・工業高校)の在り方や高卒者の就職(特に早期離職者対策)に関する、ある会合に同席する機会がありました。将来の青森県を担ってもらう「人財」育成を目指して、高校生の就業意識や起業スピリッツを育むための具体的な方策について、教育関係者の意見を聞く会合でした。
今日の議題ではなかったものの、一番大切なことが取り上げられなかったな~と思います。それは、「普通科」から「進学」 . . . 本文を読む
わたしがこれまで書いたことのなかで、読者が何か傲慢め
いた印象を受けたとすれば、わたしの探求のなかに何か正
しくないものがあるのではないか、そして、わたしの見た
きらめきも、蜃気楼にすぎないのではないか、と読者は思
うにちがいない。わたしのごとき凡人は滅びてもよい。
しかし真実は勝たせなくてはならない。私自身のような、
. . . 本文を読む
地元新聞(「陸奥新報」)に、弘前市で子育て支援NPO法人を運営するSさんのエッセイを見つけました(2007年5月2日付け)。
私が「人権教育・学習推進事業」を担当していたときに、モデル講座をお願いした方です。お願いしておきながら、私が異動してしまったために、昨年度、どんなプログラムを企画してくれたのかわからないままでしたが、今回のエッセイでは、その講座のことを書いてくださっていました。
ここに . . . 本文を読む
産業能率大学の教授が、学生が講義の際に座る座席位置と成績、授業評価の相関を調べる調査をしたそうです(2007年5月5日付け朝日新聞)。
11回の講義の着席パターンを、前方(32人)、中央(81人)、後方(30人)の3グループに分けて、期末試験の成績と授業評価アンケートの結果とをクロスしてみたところ、成績が一番良かったのは、前方グループの51.2点。次いで、中央の43.9点。後方グループは30.9 . . . 本文を読む
『PLUTOプルートゥ』、第2巻に入ります。第2巻のラインナップは次のとおり。
Act.8 鉄腕アトムの巻
Act.9 お茶の水博士の巻
Act.10 ヘラクレスの巻
Act.11 回線をつなげの巻
Act.12 家族の肖像の巻
Act.13 記憶の手違いの巻
Act.14 Dr.ルーズベルトの巻
Act.15 敵の部品の巻
モンブラン、ノース2号の死。相次ぐ「世界最高水準のロボット」の死は、 . . . 本文を読む
旧約聖書創世記第11章によれば、世界の言語がひとつであった昔、人々は集まって天まで届く塔を造り始めた。神はこれを見て、人間の尊大をこらしめるため、言葉を乱して、お互いに意志が通じ合わないようにした。そのため、塔の建設は中止され、人間は以後各地に分散し、それぞれの地方の言葉を話すようになった─。やっぴらんど「バベルの塔と空中庭園」より
この神話的な逸話に着想を得て、「言葉が通じない」ことによる人種 . . . 本文を読む
昨日の記事「野球部ってそもそも「特別」なのです。」に対するYuteさんよりコメントをいただきました。「大人の世界における高校野球を大人の観点から論じているに過ぎない」、まさにYuteさんのおっしゃるとおりです。「高校野球」は「高校生の野球」ですから、その主役である高校生の立場から論じることは必要です。
ただ、Yuteさんのおっしゃる「普通の高校生生活と乖離してしまった高校野球の現実」も確かにあり . . . 本文を読む
特待生制度に関して、日本高野連は全国調査を実施することになりました。それに先だって、自ら特待生制度の存在を認め、各県の「春季」大会出場を辞退する高校があちこちで出てきています。その陰で、高校側から「なぜ今更?」、「野球だけがなぜ?」といった不満の声が聞かれています。
「なぜ今更?」については、「暗黙の了解」がいかにあやういものであるかを如実に表しています。学生野球憲章に明らかに違反していながら、 . . . 本文を読む
今日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、「使える"仕事術"スペシャル」。これまで登場した「プロフェッショナル」から私たちにも使えそうなワザを伝授してもらうというもの。
なかでも、「仕事をする環境が仕事の質を変える」というテーマに惹かれました。固定化しがちなオフィスの空間に自由なスペースを作る、照明を少し工夫するだけで仕事に向かうゆとりが生まれる、といったアドバイスは、なるほどなと思います。要 . . . 本文を読む