カクレマショウ

やっぴBLOG

中島義道『うるさい日本の私』(新潮文庫)─その2

2007-05-13 | ■本
「4 「優しさ」という名の暴力」、「5 「察する美学」から「語る」美学へ」で、中嶋氏は、騒音に対する自身の闘争と同じくらい、「ぶっ飛んだ」主張を展開しています。彼に「攻撃」を受けた人はもちろん、多くの日本人は彼の主張に納得することはできないのではないかと思います。 まずは「「優しさ」という名の暴力」。吉野弘氏の有名な詩「夕焼け」を取り上げつつ、日本では、「他人に対して優しいのみならず、他人が自分 . . . 本文を読む