カクレマショウ

やっぴBLOG

「あの」オムライス

2005-08-11 | ■食べ物
今日はオムライスを作りました。 伊丹十三監督の「タンポポ」という映画は、売れないラーメン屋をいろんな人が手助けしながら「タンポポラーメン」で成功させるというサクセスストーリーですが、ストーリーとは別に、様々な伊丹十三氏ならではの「食」に関する蘊蓄話が散りばめてあります。生牡蠣の新鮮さ、生卵のいっぷう変わった?食べ方、スパゲティを食べる時のマナー、超高級フランス料理店での皮肉、末期のチャーハン。 . . . 本文を読む

「ギター弾きの恋」─ショーン・ペンとサマンサ・モートンに注目!

2005-08-09 | ■映画
ショーン・ペンってそれまであまり好きな俳優ではなかったし、マドンナはこんな男のどこがよかったのだろう?と思っていましたが、2001年の春、この映画で「エメット・レイ」をあまりにも生き生きと演じているのを見て、スゴイ俳優かも、と思うようになりました。 「エメット・レイ」は伝説の天才ジャズ・ギタリスト。とはいっても、映画ではいかにも実在の人物のように監督のウディ・アレンはじめ、様々な人が登場してきて . . . 本文を読む

「侵入者」と「女王の教室」

2005-08-08 | ■つながり・コミュニケーション
梅崎春生(1915~65)の小説に「侵入者」というのがあります。 ある日曜日。「彼」が茶の間でモリソバを食べていると玄関のブザーが鳴る。出てみると見知らぬ男が二人。住宅資料調査社写真班と名乗る二人はずかずかと家に上がり込み、あちこち写真を撮り始める。しかも、狭いだのモリソバが邪魔だのとケチをつけながら。「彼」はうんざりしながらもどうすることもできない。そして、この前電気屋に上がり込まれた時も同じ . . . 本文を読む

「原子力」と「核」の幻想

2005-08-07 | ■世界史
NHKスペシャル「ZONE核と人間」を見ました。 広島、長崎以来、世界各地で行われた核実験場やチェルノブイリなど、放射能に汚染され、いまだに立入禁止となっている区域"ZONE"を取材した番組です。 これまで2000回以上にわたって行われたという核実験。その映像を見て思い出したのは、スタンリー・キューブリック監督の映画「博士の異常な愛情」です。 1963年製作、原題は"Dr.STRANGE L . . . 本文を読む

生き生き度アンケート

2005-08-05 | └社会教育
上田紀行さんの講演の中で、こんなワークがありました。名付けて「生き生き度アンケート」。 質問はこうです。「あなたは今、生き生きしていますか?」 「生き生きしている」、「どちらでもない」、「生き生きしていない」の3つの選択肢に、「どちらかというと」という選択肢をそれぞれはさんで5択とします。さあ、あなたはどれに手を挙げますか? 私も何度か試してみたことがありますが、たいてい「どちらかというと生 . . . 本文を読む

『レ・ミゼラブル』覚え書き(その19)

2005-08-04 | └『レ・ミゼラブル』
第二部 コゼット 第五編 暗がりの追跡に無言の一組(岩波文庫第2巻p.153~p.203)#1 青森も今日でようやく梅雨明け。カラッとした暑い夏を期待したいところです。久しぶりにレ・ミゼラブルいきます。 ジャヴェルらしい人物をゴルボー屋敷の近所で見かけたジャン・ヴァルジャンは、コゼットを連れてパリの街をさまよい歩きます。 あの男がジャヴェルであったかどうかも確かでなければ、またジャヴェルであ . . . 本文を読む

「未来世紀ブラジル」─狂気と正気のボーダーライン

2005-08-03 | ■映画
映画「未来世紀ブラジル」(1986年)に付せられる形容詞を拾ってみました。 モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督が不条理な近未来社会を描く…。 ブラックなイマジネーションに満ち溢れた壮大なSF…。 未来なんだかレトロなんだかわからない異様な世界で究極の管理社会を風刺するブラックユーモアSFの傑作…。 「ブレードランナー」の対極にあるSF映画…。 タイトルに「ブラジル」とありますが、ブラ . . . 本文を読む

続・ファシリテーターが進める会議

2005-08-02 | ■つながり・コミュニケーション
mermarbleさんの「ファシリテーターの難しさ」を読んで、「学習の場」でのファシリテーターと「会議」でのファシリテーターの役割は少し違うのかもしれないと思いました。 「学習の場」(「参加型学習」の場)では、学習者の「合意形成」を図る必要は必ずしもありません。もちろん、学習活動の「目標」はあるわけですから、学習者一人一人がそれを達成できるように「手助け」することはファシリテーターの大きな使命で . . . 本文を読む

「宇宙戦争」その3─シンプルな中の奥深さ

2005-08-01 | ■映画
スピルバーグ自身が言っているように、この映画はストーリー的には極めてシンプルな作品だと思います。等身大のどこにでもいそうな親子の目を通して、「外」からの侵略者の恐怖を描く…。 シンプルなストーリーだからこそ、ちまたではあまり評判が良くなかったりもするようですが、私は、スピルバーグが今この時期にあえて「宇宙戦争」をリメイクしたことに注目したいと思うのです。 スピルバーグ監督の「宇宙物」はこれが3 . . . 本文を読む