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カクレマショウ

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「当事者意識」を持ち続けること──「保育園落ちた日本死ね」のブログから思った。

2016-03-14 | └社会教育

青森県内でも、子育てや親育ちに対する「思い」を持った方が中心となって団体をつくり、フォロワーを巻き込みながら、予算的には決して潤沢ではなかったり、活動場所の確保に苦労しながらも、地域の家庭教育・子育て支援に一生懸命取り組んでいる方がたくさんいます。自分はもう子育ての「当事者」ではなくなっても、若い親の皆さんのためになるなら…という思いには、常々敬服です。

ところで、「保育園落ちた日本死ね」のブログが国会でも取り上げられて、いろいろ議論を呼んでいる待機児童の問題。こちらではそれほど大きな問題じゃないのですが、都会では大変由々しき事態のようです。政府も待機児童解消対策を検討することとした模様。

ただ、このブログ主もそうですが、無事保育園に入所できたら、あるいは、子どもが成長して学校に通うようになったら、その人にとっての「問題」は「問題」じゃなくなるのでしょうね。政府が対策を講じたとしても、おそらく待機児童の問題自体はなくなるわけではなく、また別の人の問題になっていく。その繰り返し。問題を抱える人が入れ替わっていくだけなのです。自分にとっての問題でなくなったからどうでもいいや、となると、なかなか根本的な解決に至らないのではないでしょうか。

過去に問題を抱えていた人が、ずっと「当事者意識」を持ち続けていられるかってとても大事だと思うのです。PTAも同じですね。自分の子どもが卒業したからもう関係ない、ではなく、自分の子どもを育ててくれた学校や地域の皆さんと少しでも関わりを持ち続けるところに、PTAの意味があるのではないかと。

当事者意識を持ち続けることは簡単なことではありません。その人にとっては、次から次へと新しい「問題」が降りかかってくるだろうし。でも、自分の問題ではないけれど、継続して「当事者」として関わっていこうとする人が増えていったらいいですね。で、そういう人が確実に増えていることも確かです。


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