内閣支持率

あるテレビ局の世論調査によると、内閣支持率が過去最低の40%となり、不支持率は47%と支持率を上回ったらしい。

街頭（というよりあれはお台場ビーチか）インタビューでは、「小泉首相は賞味期限切れ。今は岡田さん（民主党代表）が旬かな」などと答えている人もいた。内閣支持率なんていっても、しょせんは「人気率」でしかないことがこういうインタビューを見てもわかる。

自分を含めて、国民の大多数は、政党が掲げる政策とか日本の将来像なんかよりも、顔のつくりとかテレビの前での話し方とか親しみやすさでその政党のイメージを判断してしまう。

私自身は小泉首相のウケ狙いの行動、話し方が最初から鼻についてならなかったクチだが、２年前だったら大多数から歓迎されたことが、同じことを言ったとしても、今なら「許せない」ということもあるかもしれない。そう考えると首相って大変だなーと多少の同情も禁じ得ない。

ところで、今日の内閣支持率を伝えるニュースは、「7月10日は何の日だっけ？」というインタビューから始まった。「え？わかんな～い」とか「ジェンキンズさん…の？」という「参院選を覚えていない」という答えが２～３放送された。それで、「たった１週間前のことなのに、国民の皆さんはもう参院選のこと忘れているんですよ～」という論調になるわけだが、でももしかしたら、覚えていないと答えた人はあの２～３人だけで、インタビューしたほかの10人くらい？はみんな覚えていたのかもしれないのだ。

そのへんは結局報道側の良識にすがるしかないわけだが、なんとなく信じ切ることができないのは私だけだろうか。