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アフタフ・バーバンにくすぐられた「あそび心」

2006-02-26 | └社会教育
NPO法人「あそび環境Museum アフタフ・バーバン」の北島尚志さんと山内たいらさんのワークショップに参加してきました。むつ市人権学習講座の最終回です。

「アフタフ・バーバン」とは、アラビア語で「とびらよ、ひらけ」という意味だそうです。何やらネーミングからしてあそび心にあふれています。代表の北島さんが、「子どもに“あそびを与える”のではなく、“あそび心を伝える”ことを大事にしている」とおっしゃっていたように、アフタフ・バーバンのプログラムは私たち大人の「あそび心」をくすぐるしかけが満載でした。

「関わりの中に権利がある」というのが今日のワークショップのテーマ。人との関わりは社会の中で避けては通れません。知らない人との関わり、好きな人との関わり、ニガテな人との関わり…。どんなコミュニケーションの場面でも、「伝えたいことがきちんと伝わる」ということが基本です。自分の考えや行動様式が人と「違っている」のは当たり前のことで、その中でどう「自分らしさ」を発揮していけるかは、表現の仕方によってずいぶん左右されるのだなと感じました。

今日は、たくさんの楽しい「表現あそび」を通して、自分の考え方や人との「違い」にずいぶん気づくことができたような気がしています。北島さんの「小芝居」たっぷりのお話に笑い転げつつ、ほかの参加者の突拍子もない発想に驚かされ、自分たちの「小芝居」づくりに頭を悩ませ…。そう、今日のワークの最後は、「ドラマづくり」でした。条件として示された「4つのアクション」を織り交ぜながら、グループごとに自由にストーリーを組み立て、それを演ずるのです。

3回にわたって行われたむつ市人権学習講座を振り返ると、第1回で「想像すること」の大切さに気づき、第2回で「想像するにも“力”が必要、そのためには“体験してみること”が大切だ」ということに気づき、そして、今日の第3回では、「自分で演じること、みんなで“表現”を創り出すこと」によって、「想像力」がよりパワーアップできる!ということを確信しました。とてもいい流れの講座だったなーと思います。「演じる」というより「演じてみる」といった方がいいのかもしれません。「演じる」には巧拙がありますが、「演じてみる」には演技の上手下手は関係ないのです。とにかく「伝えたいこと」が見ている人に「伝わる」かどうか、そこが一番大切なところ。今日のドラマづくりは、そのためのトレーニングの場なのでしょう。どのグループからも「伝えたいこと」がしっかり伝わってきました。

終わってから「あー楽しかった」だけでなく、いろいろ考えさせられるとってもいいワークショップでした。

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