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カクレマショウ

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子どもと大人が一緒に農業体験。

2008-10-18 | └キャリア教育
下北地区のキャリア教育プログラム実行委員会では、今年度、親子を対象とした農業体験をメインに据えた事業を実施しています。今日は農園で収穫が行われると聞き、のぞいてきました。

借りている農園は、牛や馬などの家畜を飼育している畜産会社に隣接しています。農園で使う堆肥はその会社から調達、もちろん完全無農薬です。



4月の植え付けからずっと取り組んできた親子25名が、秋晴れの下、さつまいも、さといも、いんげんなどの取り入れをしていました。予想以上に大きなさつまいもが土の中から掘り出されると、子どもたちから思わずわあっと歓声が上がりました。

さといもは、このへんだと大人でもどんなふうな作物なのかイメージできにくいものですが、太い茎を根元からぐいと引き抜くと、ごろころと芋が根にくっついて顔を出してきます。茎の一番下の部分は「かしらいも」といって京料理などでも使われるのだそうです。茎の部分は「ずいき」としてここも食用になるということは、初めて知りました。



そのあと、予め掘っておいたさつまいもをたき火で焼き芋に。青空の下で食べる自分たちで育てた焼き芋を、みんなおいしそうに食べていました。こういう時の顔ってみんな幸せそうですね。



「子どもたちに、ふだん食べている野菜がどんなふうに育てられているのかを知ってほしい。そして、野菜も生きているのだということ、その命をいただいているんだということに気づいてほしい」と主催者の方はおっしゃっていました。こういう体験をした子どもたちは、きっと、スーパーで野菜を買うときに、畑で育っている野菜のイメージを頭の中に描くことができるでしょう。それだけでも貴重な体験です。たぶん、それは小さい頃にしておくべき体験なのではないでしょうか。しかも、学校の授業でお仕着せに「体験」するのではなく、「親子」で一緒に同じ体験をする。家庭に戻ってからも、親子でこういう体験の話ができるのもいいですね。

そして、何よりも、作業をしながら、ふだん接することのないいろいろな大人とコミュニケーションできることも魅力です。今回も、幼い子どもたちって、大人の姿をけっこうよく観察しているものだなあと感じました。

このあと、今年のこれまでの体験を壁新聞にまとめるのだそうです。体験を形に残しておくこともとても大切なことだと思います。どんな新聞ができあがるか、とても楽しみです。

 

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