カクレマショウ

やっぴBLOG

「偶然」は偶然じゃない!

2015-12-07 | └キャリア教育

今日届いた雑誌「キャリア・ガイダンス」(リクルート社)の最新号のテーマは、「これからの教師を探る」。

国が新たな教育の方向性を次々と打ち出し、学校も本気で変わらざるを得ない状況の中、意識変革を求められる先生方も大変です。今月号では、アクティブラーニング、自己肯定感の育成、国際理解、学校と社会をつなぐ取組、地域貢献などなど、全国の素晴らしい実践をされている8人の先生方が紹介されていて、読むほどにすごいなあと思いました。そして、皆さんそれぞれにいろいろな「きっかけ」があって、苦労しながら今の取組があることがよくわかりました。というか、今取り組んでいる実践だけでなく、これまでのプロセス、特に「きっかけ」の部分に視点を当てた取り上げ方をしているところが、さすが「キャリア・ガイダンス」だなーと思います。そこを聞きたい知りたいんです。

「きっかけ」って、偶然のように思えますが、実は自分から引き寄せるものだと思います。何かにピピッと来たら、すぐ行動を起こして、それを「きっかけにしてしまう」のです。「きっかけ」はあとからついてくるものではなく、自分でつかむもの。つまり、「偶然」をつくり出すという姿勢から、新たな地平が見えてくる。それが「プランド・ハプンスタンス」(計画された偶然性)の考え方です。

なるほどね~と納得しながらページを繰っていたら、「先生が先生にお薦めする本10冊」というページがありました。なんとその中に、まさにプランド・ハプンスタンス理論を最初に提唱したクランボルツの著書「その幸運は偶然ではないんです!」を推薦する先生がいてびっくり!

やっぱり、これからのキャリア教育はこれですね。アクティブラーニングにしても、単なる「話し合い」の仕方を学ぶわけではなく、お互いに学び合ったり高め合ったりすることを通して、自分にとって必要な「偶然」や「きっかけ」をぐいぐい引き寄せて、将来の自分につなげていくために行われるべきもの。そして、先生方自身も、そういう「力」を身につけることが必要なんですね。


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