昨日今日と、終業チャイムとともに打ち合わせが始まり、えんえん9時過ぎまで。閉め切った部屋の空気がどんより濁っているのが目に見えるよう。
そんな環境ではいいアイディアも浮かぶはずもなく、ただ惰性で「最後」まで終わらせるしかない話し合い。要するにある長期計画の骨子を練っているわけですが、前に進んだかと思うとまた後ろに戻り、という繰り返しを重ねながら、それでも少しずつは前進しているのでしょう。
この1ヶ月ばかり毎日朝から晩までそんな感じの打ち合わせに追われています。主担当がたたき台を出し、それに対する意見を言い合って、次の日には(あるいは同じ日の夕方に)議論に基づいて修正を加えた更新版が出てきて、また話し合い。その繰り返しです。毎回いろんな意見が出て、それなりに勉強にもなるのですが、やっぱりこういう「カタチ」を作り上げていく作業は、個々の意見も「カタチ」にして積み上げていく方法がいいのではとつくづく思います。つまり、付せんなりカードなりにアイディアを書いて、並べていく方法です。今のやり方でも、毎回のように誰かがホワイトボードに意見をまとめたり、口だけではわかりにくいイメージを図にしたりはしているのですが、たとえば、個々のアイディアを付せんに書いて模造紙に並べて全体をカタチづくっていくやり方で進めていたら、もうとっくに完成していたのでは…という気もします。
「議論する」ことも大切ですが、結局、自分でさえどんな発言をしたのか忘れていることもままあります。ましてやほかの人の意見なんて…。たとえば、次の日に出された更新版に、確かにみんなで合意したはずのことが反映されていなかったりというのは、これまで1回や2回ではありません。そのたびにまた前回の「議論」に立ち戻らなければならない。ため息が出ます。
できるだけムダのない、確実な合意形成の積み重ねと、それをきちんと反映したプランづくり。それがいかにむずかしいかということ、そして、これまでの話し合いのプロセスがきちんと目に見えるようなスタイルで進めることがいかに大切かということ。毎日思い知らされています。
その時はピンクと黄色の付箋を使いました。
・・・・・やっぴさんの「アンナと王様」の解説をブログに使わせてもらいました。
いろんな話し合いで、アイディアや意見を「書いてみる」ことをもっと大切にしてもいいと思います。時と場合によりけりですけどね。
http://blog.goo.ne.jp/yappi27/e/57a10d9c61a193237701e5693a637cf1