地元新聞(「陸奥新報」)に、弘前市で子育て支援NPO法人を運営するSさんのエッセイを見つけました(2007年5月2日付け)。
私が「人権教育・学習推進事業」を担当していたときに、モデル講座をお願いした方です。お願いしておきながら、私が異動してしまったために、昨年度、どんなプログラムを企画してくれたのかわからないままでしたが、今回のエッセイでは、その講座のことを書いてくださっていました。
ここに . . . 本文を読む
今日1月26日は、藤沢周平の命日、寒梅忌です。
ということを、地元紙の投稿欄で知りました。投稿者(女性)は、藤沢作品に出てくる「加担る」(かたる)という表現を知って「スッと合点がいった」のだそうです。八戸育ちの投稿者が子どもの頃から使ってきた「かだる」という言葉にはそんな意味があったのかと。
南部弁だけでなく、津軽弁にも「かでる」、「かだる」はあります。青森市男女共同参画プラザの名称は「カダー . . . 本文を読む
青森県八戸市のタウンミーティングに端を発した「やらせ質問」事件。容易に予想されたことですが、八戸市だけのことではなかったことが明るみになり、果ては、「やらせ」にとどまらず、タウンミーティングの運営そのものに関する数々の問題点も国会で槍玉に挙げられる始末。
あの「やらせ」には、そもそも日本人が「議論」や「対話」に対して慣れていないという根本的な原因があるような気がしています。たとえ主催者の考えと反 . . . 本文を読む
先日、金香百合(きむ・かゆり)さんの講演会「大切な子どもたちのために 今親や大人にできること」を聴く機会がありました。
キーワードは、「対人援助」、「ホリスティック」、「自尊感情」でしょうか。
参加者のほとんどが家庭教育・子育て支援の活動に関わっている方。つまり「対人援助者」であるというところから、対人援助者は「当事者」の夢や自己実現に向けてどのように関わっていけばいいのか、「自分を知る」とこ . . . 本文を読む
ヒラフミ 2.0さんのブログで知ったFree Hugs Campaign。You Tubeで動画を見られます。
シドニーのとあるショッピングストリート。一人の男が「FREE HUGS」と書かれたボードを掲げて歩く。道行く人は怪訝な顔。と、一人のおばあちゃんが近寄ってきて男とハグする。ここから画面はモノクロからカラーに変わり、いろんな人が彼とハグしていく。女性も男性も、スケボーに興じる若者もお年寄 . . . 本文を読む
文化庁の国語世論調査の結果が報道されていました。
「怒り心頭に達する」という言い方をする人が74%(正しくは「発する」=14%)、「愛想を振りまく」が同じく48%(正しくは「愛嬌を振りまく」=44%)、重複表現の「従来から」という言い方が気にならない人が74%(気になる20%)、「あとで後悔した」が気にならない人が54%、気になる人は41%など、またぞろ「日本語の乱れ」を指摘する人もいそうです。 . . . 本文を読む
ムムム…。また「会議」の話です。
今日も打ち合わせと称して、午前も午後もひたすら会議。昼休みはともかく、勤務時間が過ぎても終わらない。というより、そのあたりから「本題」に入ったらしい。…「本題」─?? その瞬間、それまでの話し合いは一体何だったのよと気づかされる…。
終了時刻の決まっていない会議や打ち合わせって、本当に良くないと思います。終わる時間を決めといて、そこまでの時間を逆算して話し合いをし . . . 本文を読む
ロシア・オフロプコフ名誉イルクーツク・アカデミックドラマ劇団による「ワーニャおじさん」の青森公演を見てきました。
「かもめ」のチェーホフ原作。彼の4大戯曲の一つです。主な登場人物は、イワン・ヴォイウニーツキイ(ワーニャ)、彼の姪のソーニャ、ソーニャの父セレブリャーコフ(ワーニャの亡き妻の兄弟)、ワーニャの友人であり医師のアーストロフ、セレブリャーコフの後妻エレーナ。
ロシア語のセリフだし、字幕 . . . 本文を読む
担当する「じ・ん・け・んファシリテーター養成講座」という講座が先週から始まりました。青森会場と八戸会場、2ヶ所で4回ずつ開催します。
第1回は、青森会場で生涯学習研究所SOUP代表で、岩手県立大学講師の山本克彦氏、八戸会場で宇都宮大学教授の廣瀬隆人氏を講師に、「ファシリテーターって何??」というテーマで開催しました。おふたりとも、ファシリテーション理論に長けているのはもちろん、ご自身、ファシリテ . . . 本文を読む
出張で鳥取に行ってきました。
全国レベルの研究協議会は、やっぱり刺激的です。たくさんの「おみやげ」をもらって帰ってきました。
今抱えている仕事にすぐに役立つノウハウやら、もう少し自分の中で暖めておきたい情報やら、いつかきっと仕事のヒントになりそうなネタ…。これまで当然、と思っていたことももしかしたらそうではないかも…と感じたことも多々ありました。「気づき」が多い充実した出張でした。
しかし何 . . . 本文を読む
今日の会議で、「今や子どもが消費社会の中心になっている」という趣旨の意見がありました。なるほど、そうかもしれません。
ゲーム機、ゲームソフト、携帯電話、キャラクターカード…。企業は、子どものニーズをうかがいながら、子どもに「ウケる」商品の開発に躍起となっています。かたや子どもの方も、親と祖父母の「シックスポケット」を通して、「ほしいモノ」はたいてい手に入る。
今日の会議では、「最近の子どもたち . . . 本文を読む
「一人でできることは一人だけでしない」。
というのは、「ネットワーク3原則」の一つですが、これがなかなかむずかしい。何か大きな仕事を抱えている時、一人で抱え込んでしまう人って意外と多いような気がします。それは、その人にこなせるだけの力があるということだけではなくて、結局、「自分一人でやった方がラク」という気持ちがあるからなのだと思います。誰かと共同で何かをしようと思えば、自分の考えとか進め方をい . . . 本文を読む
梅崎春生(1915~65)の小説に「侵入者」というのがあります。
ある日曜日。「彼」が茶の間でモリソバを食べていると玄関のブザーが鳴る。出てみると見知らぬ男が二人。住宅資料調査社写真班と名乗る二人はずかずかと家に上がり込み、あちこち写真を撮り始める。しかも、狭いだのモリソバが邪魔だのとケチをつけながら。「彼」はうんざりしながらもどうすることもできない。そして、この前電気屋に上がり込まれた時も同じ . . . 本文を読む
mermarbleさんの「ファシリテーターの難しさ」を読んで、「学習の場」でのファシリテーターと「会議」でのファシリテーターの役割は少し違うのかもしれないと思いました。
「学習の場」(「参加型学習」の場)では、学習者の「合意形成」を図る必要は必ずしもありません。もちろん、学習活動の「目標」はあるわけですから、学習者一人一人がそれを達成できるように「手助け」することはファシリテーターの大きな使命で . . . 本文を読む
「おとなの教育力育成セミナー」で「地域課題・地域資源を知る」というテーマで話をさせていただきました。
地域の問題を解決し、地域課題を達成していくためには、明確な目的と目標を定め、そしてそれらを関係者すべてが共通理解していることが大切です。つまり、今取り組んでいる活動が「何のために」やっているのかということをみんなが常に意識しておくことが大切だと思います。
ただ現実にはなかなかそうもいかず、とり . . . 本文を読む