標高900 田舎ぐらし

~* 八ヶ岳の麓にて *~

茅野市美術館 裂き織展

2007年08月06日 | Weblog

茅野市美術館で開催された裂き織展に行ってきました。
裂き織は、この辺では「ぼろばた」といい、着古した衣類やふとん布などを裂いて横糸に使い、布を最後の最後まで使うというのが目的。
ホテルの使えなくなった客用の浴衣を貰い色々な物に製作しているお年寄りもいる。
それを次の世代が工夫し民芸品的に向上させている。

今回の作者は、八ケ岳博物館の織物体験からスタート。独学でマスターされ裂き織にのめりこんだという方。織機は知り合いの大工さんから建て替えを依頼された家が処分するというのを聞き、譲っていただいた物。
昔はどこの家にも織機があったが、若い方がやらなくなり場所もとるので建て替えの際などに処分した家が多い。お蔵のある友人に「お蔵に織機ある?」と聞くと、ほとんどが「やらないから、燃しちゃった。」と言う。



左側のタペストリーは、お習字の練習をした和紙を裂いて横糸に使用した物。
黒い部分が墨、赤い部分が添削の跡でしょうか?
縦糸は絹、麻、木綿糸を使い分けているそうです。
細い枝やドライフラワーなどを織り込む人もいます。



見にいらした方もおしゃれさんです。ティシャツ以外は全て手作り。大島のぼうしに、大島のパッチワークのバック。
「赤をちょっと、利かせたの。」とおっしゃっていました。

















何年か前に私が織った裂き織。ボロバタやりたいけどボロが無いのと言ったら、すぐに、ほどいてあった布団布をもってきてくれた友人がいてそれで織ったもの。
織端を細糸で終わらせるのを知らず、お礼にバックを作ったのですがほつれ止めに苦労しました。
また、始めようかな。。。


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