夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

藩札

2011-11-25 10:39:55 | FP
江戸時代の通貨は幕府の決めた貨幣であって、いわゆる大判や小判などの金や銀といった実物通貨であった。つまり、幕府は紙幣を採用しなかったのである。しかし、実態の経済は平和な時代が長く続くと、新たな産業も興り、各藩の手持ちの金や銀だけでは通貨の供給量に不足が生じる。そこで、各藩は幕府の許可を得て、藩札を発行した。特に、銀が流通していた西日本では、ひとつの藩や代官所が藩札を発行すれば、その狭い範囲を出て、他藩などでも使用されることになる。だから、各藩が競って、藩札を発行したのである。もちろん、藩札の裏づけは、その藩の所有する銀なので、当初は、何処の藩の人でも、安心できたのであるが、大飢饉の際に発行された藩札などは、今の国債のようなもので、将来の収入で、返済することを最初から決めていた。このような藩札が数多く出されるようになると、信用度を落とす藩札も増える。信用度を落とした藩札は他藩の良質な物品と交換されるという悪貨が良貨を駆逐するという例えのようなことがはびこり、不良な藩札が幾多の幕府の藩札禁止令の網を潜り抜けて、流通し続けていたのである。だから、最後にばばを引いたものは一揆などに訴える社会不安を引き起こす。そして、信用を落とした藩から、領内の裕福な商人が、その版権を買い取り、藩に変わって、発行するというものさえ現れる。これは経済的なクーデターであった。通貨発行権という為政者の最大の武器を手放したのである。

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ユーロ共通債

2011-11-24 10:40:55 | FP
ギリシャにはじまり、それがイタリア、スペインにも波及し、それらの国の発行する国債の金利が8%と呼ばれる危険水域に近ずくに従い、それらの国の国債をユーロ圏の国々で、保証するユーロ債に変えるという議論が活発化し始めた。勿論、ユーロ債には財政状況のよくない国々のそれを延命させることにつながる。努力している国と怠慢な国との不公平感も沸き起こる。しかし、もともと、通貨発行権のない国が借金をするのである。しかも、国力も、産業基盤も異なる国々が同じ通貨単位で生活するのであるから、ギリシャのように一時的に豊かさを享受しても、バブルがはじければ、とんでもない危機が露呈する。国債が何故、ソブリン債であるかといえば、国家には通貨を印刷する権限が与えられていたからである。アメリカも議会との対立で、デフオルトの危機が叫ばれることもあったが、それでも、このような世界的な危機にアメリカ国債が買われているのは、アメリカ政府にはドルを印刷する権限があるからである。だから、時間稼ぎとしては、ユーロ債の発行は急務である。国債を発行するところと、通貨を発行するところが一緒でなければ、通貨で生活する私たちは安心できないのである。そして、それは通貨が信用を失うとは全く別の話なのである。

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智慧の湧出

2011-11-23 09:20:33 | FP
原子力発電所が盛んに建設された頃、その長所として、原発は火力発電所と比べ、二酸化炭素排出量が少ない。地球環境にやさしい発電所だ。さらに、資源の乏しいわが国では原子力という無限に近いエネルギー資源をもつことは必要だ。と言う議論もあった。そして、それらが社会の主導的な意見になりそうであった。ところで、21日、世界気象機関は、と言っても、その温室効果ガス世界資料センターを運営している日本の気象庁は2010年度、CO2やメタンなどの濃度が過去最高になったと発表した。主な原因はチッソ肥料の使用増加で、人口増のために食糧増産がなされ、それに使われたものだとされている。これまで、いわれてきた火力発電所のせいではなかったのである。そこには難しい問題がはらむ。まるで、アフリカの旱魃地帯のようで、人は生きるために林や木を切る。それによって、砂漠化が進み、ますます、農産物が取れなくなる。このマイナスのスパイラルのようなことが全地球規模で、起こっているのである。ならば、“智慧とはなることである”という言葉に従う以外にない。南極大陸では温暖化が南極に雪を降らせ、南極大陸の温度を下げているという。人間には智慧が湧出するときがある。

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東京都が電力供給事業を始める

2011-11-22 10:13:44 | FP
東京都が電力供給事業を始めるという。東京都がこのような事業を始めることが出来るには、二つの条件がある。ひとつは東京都が大金持ちであると言うことである。日本が東京に一極集中し、企業の本社機能が集まってくるに従い、税収も他の道府県は足元にも及ばない。もうひとつは、知事が時の政府と対立する立場にあることである。石原知事は知事という権限を最大限に生かして、国の政策に対抗している。そのひとつが電力政策である。今の民主党政権が東京電力の存続を決めたのとあわせるように、自ら電力供給事業を始めると宣言した。さて、私の意見である。私は「こんなに東京都に余計なお金があるなら、もっと必要なところにまわせよ」という気持ちと「地方自治体には水道管などを施設する共同溝がある。それを利用して、送電線網を張り巡らし、東京電力による独占送電事業に風穴をあけ、PPSと呼ばれる電力供給事業者に安い送電線の使用料を提供することで、電力の1社独占状況を打ち破る。」と言うことも悪くないという考えが交差する。このような事業は東京都のような存在でなければできないことは事実だ。損益や法律や東電と利害関係を持つ民間事業者などにはとても手の出せない分野である。だが、それでも、これは東京都が行う事業なのかと疑問も付きまとう。

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エウロパ

2011-11-21 11:21:34 | FP
木星の衛星のひとつに、エウロパがある。この衛星は従来から、多くの科学者の間で、大量の海水の存在を指摘されていた。その事実を今回NASAの木星探査機ガリレオを使った観測で見つけたと発表されたのである。その大きさはアメリカの五大湖に匹敵する広さであると言う。私たちの地球の生命は海水の中から誕生したことは明らかである。私たち人間も太古の昔からの進化を今も歩んでいる。母の胎内では私たちは過去のままに、水の中で、育つ。だから、エウロパに海があり、そこには生命が存在する可能性があると言われれば、色めき立つのである。もちろん、生命が育つには温度など、様々な他の要因が必要だ。だから、人間のような高等な動物が存在するとは思えないが、それでも、木星というほんの近くの宇宙に、他の生物が存在する可能性があると言うだけでも、心をうきうきとさせているのである。

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