トルコ南部、ハタイ県サマンダー地区で暮らすメレク・ライさん(28)の生活は悲惨だ。ここは半年前に大地震に見舞われたところだ。余震がまだ続き、いつ倒壊するかもしれない家には入れない。庭に簡易テントを張って、生活している。そして、ここにきての猛暑である。日の出から夕方にかけての日中は暑くて、テントの中には入れない。日陰にそって、身体を移動させている。さらに、この猛暑で毒蛇やサソリがテントの周りに現れ始めた。ヘビ対策の硫黄をまけば、その匂いで、夜も眠れない。ライさんの父と弟はニジェールの建設現場に出稼ぎに行っている。そのニジェールで軍事クーデターが起きた。連絡があり、引き続きこの地で、働くとあった。ライさんの心配は募る。(くちなし亭、2023.08.07)
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