戦国時代、敵に離間工作をしていたので有名なのは毛利元就だ。尼子氏への離間工作は徹底していた。織田信長も武田信玄亡き後の自らの最大の敵であった上杉謙信に対して、離間工作をしている。離間工作とは敵の内部をかく乱し、疑心悪鬼にさせて、敵の主力の一部を消滅させることだ。ウクライナが離間工作させたかは不明だが、現在のロシアは離間国策にはまっている。プーチン大統領は本心かどうかは分からぬが、反乱を起こしたプリゴジン氏を含むワグネルとは手打ちをしている。だが、このワグネルの反乱に手を貸したと思われたロシア軍人には容赦はしない。スロビキン副指令官や彼の副官らが拘束されて、３週間が経過する。完全に離間工作にはまっているのである。プーチン大統領のような独裁者は疑心悪鬼になったら、止まらない。ロシア軍を内部から弱体化させているのである。（くちなし亭、2023.07.14）
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