ロシアのワグネル騒動以来、ロシアの株式市場ロシアＲＴＳ指数の暴落が続いている。６月くらいまでは１０６０ルーブルあったものが現在は９６０ルーブルを割りそうである。この１か月で１００ルーブルも下落しているのである。ロシア内の投資家たちもロシアの未来に希望を感じなくなっているのかもしれない。また通貨ルーブルも暴落している。円は一般的には各国通貨にたいして安値傾向にあるのだが、ルーブルに対してだけは上昇傾向である。１ルーブル/円が６月には１．８５であったものが７月には１．６と安値になっている。それほど、今、ロシア経済は苦境に中にあるのだろう。そのようななかで、話題になっていることがある。中国の人民元安の原因の一つがロシアにあるというのである。中国はロシアから膨大な原油を買っている。それでロシアには膨大な人民元が溜まっているのだが、ロシアにとって、それに見合う商品がない。そこで、ロシアは香港市場で、人民元をドルに換えているというのである。（くちなし亭、2023.07.06）
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