昨日、今日と浅草・浅草寺はほおづき市である。ほおづきの花言葉は偽りである。まあ、見た目はイチゴのように見えなくもないのだが、中身は無い。そんなところからの言葉なのだろうが、そんなほおづきを日本人は愛するのである。ほおづきを漢字で書くと鬼燈である。そんないかめしくもないがお寺の燈に似ている。語源は“ほう“と言うのが火という意味で、赤く燃えるような色をしているので、わかりやすい。”つき“はいわゆる顔つきなどと同じ使われ方である。浅草寺では朝顔市も開かれるが、同じようにはかないものである。そのはかなさを日本人は愛でるのである。(くちなし亭、2023.07.10)
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