2029年のアジア冬季競技大会が、サウジアラビアで開催されるそうだ。「えっ!」と驚く。サウジアラビアのような砂漠の国、しかも暑い国で、冬季オリンピックが開催できるのだろうかと言うのが私の最初の感想だった。しかし、寒さも金で買えるようだ。サウジアラビアでは現在、未来的な巨大都市ネオムが建設中である。ネオムはサウジアラビアの砂漠に5000億ドル(約72兆円)をかけて開発中の都市で、その中には1年を通じて冬季スポーツが楽しめるとされるリゾート区画トロヘナがあり、そこで冬季オリンピックが開催できるという。カタールで今年行われるサッカーのワールドカップはさすがに夏にはできずに11月にずれ込んだ。それでもこれまでの大会とは違い、暑い大会になるのだろう。しかし、サッカーだったら、球場を完全冷房化すればできないことはないと思われるが、自然に無駄に抵抗しても得るものはないように思われる。まして、冬季オリンピックのような大自然を相手にするスポーツでは無理だと思われていたが、サウジはこれに挑戦するようだ。ものすごくコンパクトにして、リゾート化する予定である。考えてみれば、夏季オリンピックよりも開催しやすいかもしれない。(くちなし亭へようこそ、2022.10.05)
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