風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

また電話

2009年03月26日 | 出版
昨夜の帰りがけ、池袋で地下鉄を待っていると、ホームのベンチに座っているカップルの、女性(推定28)の挙動が少しおかしい。OLっぽいカッコのうえに黒いコートを着た人で、最初は酔っ払っているのかと思ったが、そうではない。泣いているのだ。なにが悲しくて泣いているのか知らないが、一緒にいる男性のほうは、どこか無表情。しまいにはその女性、イスから崩れ落ちそうになるくらい、ひたすら泣いている。さすがにそのときは男性が抱え起こしたけれど、女性は長い髪をかきわけかきわけして泣いている。
だれかが、女の泣いている姿は美しいというようなことを書いていたと思ったけど、決してそんなことはない。うっとうしいだけである。よっぽど悲しいことがあったのかもしれないが、同情心のかけらもわかない。そんなに悲しいなら、家に帰ってから思いっきり泣けよ、と思ってしまう。こちらはそういう感性のオジサンなので、女性にもてるわけがない。そういえば、泣き上戸の女にもうんざりする。こっちが楽しく酒を飲んでいるときに、興をそがれる。泣き上戸の奴は、酒を飲むべきではない。

で、本日。〆日明けなので、なんだか気合が入らない。風呂に入り、9:00過ぎに家を出る。空が久しぶりに青く晴れ上がっている。祥雲寺前の桜はまだ2分咲きか。途中、なか卯で納豆定食。晴れていて花粉がよく飛んでいるのか、今日はアレルギーがつらい。一応、薬を飲んできたのに、定食を食べていると、鼻水区とくしゃみが止まらなくない。くしゃみをすると、鼻から納豆粒が出てきやがる。きたねえの。
そういえば、エチカ池袋が今日オープンすると歩きながら気が付き、一応地下街を見ていくことにする。ちょうどオープン直前で、QBハウスの前には、すでにお客さんが5人ほど並んでいる。そこから先に進むと、店舗・地下鉄関係者に、テレビ局の取材陣、警察官と、お客さん以外で大賑わいだ。しかも、こじゃれたお店ばかりで、おじさんには縁遠いところが多すぎる。せめて、発泡水を扱っているコンビニか、立飲屋でも入れておいてほしいが、おじさんはそこのマーケティング対象からあぶれているのだろう。
池袋に新しい顔「エチカ」きょう開業(産経新聞) - goo ニュース

ということで、10:20出社。昨夜数時間かけて総合させた索引データを、DTP上に流し込んでいく。昼前にようやく終了。いやあ、面倒な仕事であった。これ以上の修正はゴメンこうむりたいものである。仕事をすることはやぶさかではないけれど、クライアントの低脳さに引きずりまわされるのは、精神的にしんどすぎるのだ。
やれやれということろに、英字新聞(お名前を失念してしまった。失礼)の記者のかたから、ハカボンについて取材の電話。取材の電話だけは、本当によくかかってくる本である。お墓ブームとか、墓萌えが静かなブームといわれているが、その先鞭をつけたのがこの本なのだ。で、こちらとしては、ブームに乗っかったのではなく、ブームを生み出すつもりで刊行したということを強調しておく。
しかし取材の場合、先方の記者もどういう記事を書くのかだいたいのイメージがあり、その隙間を埋めるための材料集めに取材していることが多いので、こちらの主張がそのまま記事になるわけではない。記者のバイアスを通してこちらの発言が取捨選択され、記者に都合のいい断片だけが利用されるわけだから、回りくどい説明を熱心にするのは先方にも迷惑となる。最後に名前を聞かれたので、今回も、「腹巻オヤジです。腹巻は漢字でオヤジはカタカナでお願いします」と答えておく。
13:00前、M印刷S氏が、できたばかりの索引を受け取り、新規のゲラを持ってくる。ありゃりゃ、一息つけないね。とはいえども、囲碁をやらないと一日が始まらない。近くでパンを買ってきて、パンを食べながら囲碁ゲーム。少々分が悪いなあという段階で、突然、相手が投了。形勢がどうなのか、よくわからない。先方に用事が入って中座したのかな。不完全燃焼ながらも、仕事をすることにする。
しかし、アレルギーが治まらなくて苦しい。先ほど取材の電話を受けたときも、鼻水が止まらなくて、しゃべるのに苦労したが、こんどはくしゃみまで止まらない。鼻がつまり口呼吸で仕事をしていると、窒息死しそうだ。15:30、M印刷さんからのもうひとつの仕事が終了。M印刷さんには申し訳ないが、そこの仕事ばかりしていたら、こちらは死んでしまう。ということで囲碁で一休み。
さ~て、ようやくこちらの仕事に取り掛からなければならない。しかしお金がないなあ。財布の中には銅貨と銀貨しか入っていない。これではコーヒーを飲みに行くこともできないので、タバコを買いに出かける。明日は、弁当とコーヒーくらいは持ってきたいものである。このあと、3・30~4・10は一大決戦になりそうだ。困ったなあ。ここを凌げばという希望がなくはないのであるが、しかし、はかない希望でもある。


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