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風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

磯島さんを悼む

2007年12月24日 | 出版
今朝の新聞を見て、先日強盗被害に遭われた代々木・金港堂書店の磯島さんが、12/23に亡くなられたことを知った。この年の瀬に、なんとも残念な知らせである。
12/10の深夜、背後から頭部を鈍器で殴られ脳挫傷となり、意識不明の重態ということであったから、かなり厳しい状況とは思いつつも、ご快癒なされることを期待していた。それだけに、悲報としか述べようがない。
小生は磯島さんとそれほど深い付き合いがあったわけではなく、数人で酒を呑むときにご一緒させていただいたり、営業で店頭にうかがった時に数回世間話をした程度であった。そのため磯島さんの私事的なことはまったく存じ上げない。ご家族のかたや書店のかたは、この悲劇にさぞや辛いお気持ちになられていることだろう。深くお悔やみ申し上げます。
一緒に酒を呑んだのは、磯島さんが眼の手術をしてしばらくしてからのことだったと思う。どういうご病気で手術をすることになったのか失念してしまったが、眼窩から眼を取り出し、でも視神経はつながっているから自分の顔が見えるんだよね、というなんともシュールなお話を楽しげにしゃべっていたことは覚えている。あれは新宿のキリンシティだったか。
手術後は、包帯で眼をぐるぐる巻きにしてからうつ伏せでずっと寝かされ、やることがないからラジオをずっと聴いていたと、これまた身振りを交えて明るい笑顔で語られていた。
小柄で穏やかな印象と同時に、いかにも昔かたぎの書店員さんという雰囲気をもったかただった。
小生ごときがこれ以上多言を弄すこともないだろう。今はただ、磯島さんのご冥福をお祈り申し上げます。

重体だった従業員死亡 東京・渋谷の書店事務所強盗(朝日新聞) - goo ニュース


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ご冥福をお祈りします (望月門)
2007-12-31 19:45:03
若い頃、短い間でしたが金港堂書店で
磯島さんにお世話になったことがあります。
従業員で出した「静影」なる文芸誌に
拙文を載せていただいたこともありました。
辞めてからはずっとご無沙汰していました。
テレビニュースでこのニュースを知ったときは
ただただ驚きました。
今は東京を離れているので
お見舞いにうかがうこともできず、
ご冥福をお祈りするだけです。
また警察には一刻も早く
憎むべき犯人を検挙してもらいたいです。
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コメントありがとうございます (腹巻)
2008-01-01 23:22:07
2007年中、磯島さんの訃報はもっとも残念なニュースでした。毎年毎年、知己が何人か物故していきますが、強盗殺人の被害に遭われるというのは、なんとも無念です。
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