風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

怪しい会議

2008年11月18日 | 出版
本日も晴天で気持ちがいい。夜半から寒くなるという天気予報だったので、明日からどうなるのかな。8:30に家を出て、池袋に向かう。丸井の前で、鮮やかなパープルのミニスカートの若い女性が、自転車を一生懸命こいでいる。遅刻でもしそうなのか。ふと気がつくと、中心部の色が少しおかしい。サドルかなと思い一瞬目を凝らすと、白色系のパンツであった。男は繊細な動物なので、堂々とパンツを見せ付けられると、なぜか萎える。眼福、眼福と素直に喜ぶことができない。どうしてなのだろうか。ヌーディストビーチなんかに行くと最初は喜んでいても、事態に慣れてしまったら、まったく劣情をもよおさなくなってしまうだろう。
そういう意味で、ポルノを規制することはとても正しい。規制されればされるほど、劣情度が高まるのだから。いま児童ポルノ規制がやかましくなってきている。それはそれでいいのだけれど、一昔前のように、銭湯に行けば幼女と一緒にお風呂に入っていた時代だったら、児童ポルノそのものが成り立たなかったような気がする。もちろん、ごく一部に病的な人はいたかもしれないが、幼女の裸が日常的なものだったら、そうそう興奮するものでもないはずだ。手に届かない存在になってしまったから、妄想をかきたてて、性的欲求の対象になったのだろう。といって、いまさら社会生活を変えられないから、規制強化しかないのかな。
そこで話が飛ぶけれど、小生がガキのころは、輸入モノのUSA版月刊『PLAYBOY』って、陰部を針金で傷つけて見せなくしていたという記憶がある。ところが現在のネット社会では、ネット上での陰部の露出が当たり前の状態になってしまっている。しかしそれでも、日本の税関はまだポルノ雑誌の消去作業をやっているのだろうか。一方で、日本の法律として陰部を隠すという規制を決めている以上は、どんなにバカげた行為とわかっていても、陰部の消去をやらなければならないはずだ。陰部とは何か、猥褻とは何かという法律論議には面倒なので踏み込もうとは思わないけれど、税関職員が不毛な毎日を送らないと、刑法の猥褻物頒布罪が根底から崩れてしまい、児童ポルノ規制どころではなくなってしまうはずだ。税関でのポルノ規制が、現行ではどういう運営がなされているのか、はなはだ興味深い。ご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてほしい。
などと妄想に耽りながら、会社に向かって壱岐坂を歩いていると、前を歩いていた女性が急に振り向いて笑みを浮かべながら、「おはよー」と駈け寄ってくる。あれ?だれだっけ?こんな人知らないよと思ったら、小生を通り越して、後ろの女性に話しかけた。一人で勘違いしている小生は、なんだかバカみたいだな。ついでに、坂の途中によく研修や会議に使われているビルがあるのだけれど、本日その前を通ると、なんと「日本出×販×株式会社」の文字を発見。日×本社にも大きな会議室があるはずだが、それを本日夕方から、本郷1丁目でわざわざ会議費を払って会合を開くようだ。どういう話をするのか、のぞいてみたい。案外、きな臭い話だったりして。
この件とは関係ないが、この不況の中、取次生き残りのために零細版元から斬られていったら、たまったものではない。

それよりも、仕事をしないといけない。本日は火曜日である。早速、各社が返品を持ってきやがる。そこでカレンダーを見ると、来週の火曜は返品日で〆日である。最悪だ。
その合間に、M印刷IさんがF書房さんの初校のもどりを持ってご来社。早々に終わらせることにしよう。
さらにE堂製本N氏、N倉庫会社(ここはN堂の子会社)から、弊社出荷用の補充を持ってくる。返品の量とはアンバランスすぎる少なさだ。つまり弊社の場合、新刊を作るとE堂製本にお世話になり(お金をむしりとられ)、それが返品としてもどってくるとE堂製本の子会社であるN倉庫会社にお世話になる(またお金をむしりとられる)という二重の搾取構造におかれている。
わぁれわれはぁ~、階級打破!資本主義打倒!風塵社雲散霧消!をスローガンに闘い続けております!(アジ演説風に)

昼過ぎから、早々に終わらせるべくM印刷さんの仕事に入ろうとするが、労働意欲がわかない。そこで久しぶりに、XPに入っている「スパイダ ソリティア」なんかやってしまう。これまで、パソコンからこんなゲームははずしていたのであるが、XPを入れ直したため、また復活してしまったのだ。昔は、暇だとこればっかりやっていたなあと、少々懐かしい。いかん、いかん。こんなことで貴重な時間を浪費させるわけには行かない。またゴミ箱に捨ててしまおう。
ということで仕事をすることにする。また、画像スキャンをしないといけない。

16:45、P舎に流対協会長のR出版T社長がご来舎。不況業種の指定から出版業がはずれてしまったというボヤキが始まる。

小室哲哉容疑者の半生が単行本化(サンケイスポーツ) - goo ニュース
それなら弊社では、小室氏の『獄窓記』でも執筆依頼してみようかな。でもたいしたギャラが払えそうにない。

解説 児童買春・児童ポルノ処罰法
園田 寿
日本評論社

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2 コメント

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ぼやいてる場合かっ! (R社M社長(R出版T社長ではない!))
2008-11-18 20:41:44
『解説 児童買春~』の著者・園田寿は、私の有罪判決を「妥当な判決だ」とコメントした、許しがたい男だ。
ところで、大阪地検特捜部長・大坪弘道検事は、10月に特捜部長に就任した最初の仕事が小室逮捕だったが、過ぐる05年、神戸地検特別刑事部長に就任して最初の仕事が私の逮捕、R社弾圧だった。
功名心の強い男だ。
どいつもこいつもくたばっちまえ!
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オオゥ (腹巻オヤジ)
2008-11-19 09:34:07
園田氏って、あの園田氏ですか。いやいや、気がつきませんでした。小室本企画、御社に譲りますよ(笑)。
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