風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

同級会

2019年04月24日 | 出版
とある日、旧友のTK氏が福岡に異動ということで、弊社内でささやかな送別会を開く。実は弊社、バカ大学◎◎年文学部(アッ、理学部もいた)入学組同級会の隠れ東京支部である。その参加者は最盛期で7、8名というところだったか。そのうちOT氏が、本社に呼びもどされて福岡にUターンすることになり、この3末にTK氏も福岡行きとなってしまったわけである。TK氏の場合、首都圏に自宅も購入しているので、これから単身赴任ということになるものの、ご母堂が福岡在とのことなので親孝行に励まれることになるのだろう。もしかしたら、福岡の中州で毎晩遊んでいるかもしれない。
前に書いたかもしれないが、そのTK氏とは、学生のときにほとんど話をしていないし、そもそも会った記憶があまり浮かんでこない。OT氏とは、クラスがちがったということもあり、東京での初対面だったと思う。理由は簡単で、小生が学校に行かなかったからである。学校に行かなければ級友に会うわけがない。しかし、そのちょっとした縁でも、同級生で集まって楽しく酒を飲んでいるのだから、歳をとるのもいいものだという気分にはなってくる。また一方で、SG、SS氏がうまくつないでくれたのが大きいのだろう。そのうえ、風塵社という気兼ねなく集まれる場もあるわけだ。
そういえば、KN氏は元気にしているのかな。彼の商売上ではいい季節になったと思うのだけれど、たまには上京の際に酒を飲みたいものである。さらにそういえば、KN氏とも学生時代に会った記憶というのがさっぱり浮かんでこない。なにか、こう、というような具体的なエピソードはないから、同学年ということでいつの間にやら顔なじみになったということなのだろうか。そういうのはまったく思い出せないが、KN氏は面白くていいやつだなあという印象しか残っていないのだ。
そして、その同級会の場はSG氏の気まぐれで催されている。ところが、小生が塀のなかのことをあまり知らないので、昔話に花が咲くという雰囲気とは少しちがう。仕事上での関係は互いにうすいので、営業的な話にもなりにくい。そのため、仕事の愚痴も忌憚なくこぼしやすいし、どこか、学生のころ酒を飲みつつ議論していた延長上のような話となる。最近感化されたこととか、政治的な意見のぶつけ合いとかというものだ。TK氏も「風塵社で酒を飲むのが楽しい」旨のことを笑いながらしゃべっていた。それがどこまで、席亭である小生に気を遣った発言なのかは知らないけれど、楽しいから、SG氏の気まぐれにみんな乗っているところはあるだろう。
そして、TK氏に引き続きSR氏も福岡異動ということで、SR氏の送別会も先日風塵社で開くことになった。どの部署に異動になるの?という質問に、「なんだか忙しいところに回されそうでさあ」的な返事をしていたから、出世コースであることを祈念しておこう。それにしても、小生以外は、定年に向けてみんななんとかゴールを切れそうなので、なによりである。これが一回りくらい下の世代になると、定年なんてクソくらえ的な気分になるかもしれないが、大手に勤めている小生の友人たちはなんとかなるだろう。そして、なんとかなったところで無心してやろうと考えているわけだ(ニヤリ)。
SR氏のささやかな送別会もお開きとなり、同級生たちを送り出す。そこで時計を見ると、終電まで少し時間がある。帰る前に皿を洗ったりと、社内を片づけをすませようと思ったところまではよかった。ところが、次に気がつくと、いつのまにやら社内のソファに引っくり返って寝ているではないか。時計に目をやると3:00過ぎ。なんだよ、いつの間に寝ちゃったのだろうと考えるものの、いまさら歩いて帰宅するつもりは起きない。このまんま朝まで寝ていようと、うすいブランケットをかぶって再び寝つく。すると7:00過ぎ、「あんた、どこにいるのよ!」という電話が妻からかかってくる。
あるとき酔っ払ってしまい、目が覚めたらとなりに知らないネーチャンが寝ていたとか(若いころの話)、気がついたら留置所だったとか(これは以前にこの場で述べた)が小生の過去にはあるわけなので、妻の心配もわからなくはない。妻には「きょうは学生のときの友人と飲む」と事前に告げておいたので、どうせ飲みすぎて酔いつぶれているのだろうとは思っていたのだろうけれど、そこで朝を迎えて小生が会社にいなければ、ラブホか留置所にいる可能性が高いということになる。その場合、妻が速攻でS弁護士に電話を入れて、「うちのポチを探してください」と依頼している姿が目に浮かんでくる。
しかし、こうしてアリバイ証明はすんだので、あとは再び寝るだけである。妻への気兼ねがなくなったのだから、あとは思い切り眠ることにしようとは思ったのだけれども、こちとら睡眠障害を抱えている。眠いのに眠れない。眠れなければ起き出せばいいのに、起き出せるほど脳が覚めない。夢なのかうつつなのかという、まさにボーッと生きている時間をソファのうえで過ごしていたら、もう12:00を回っている。仕事をしなければと起き出すが、オツムの芯がまだ覚醒していない。とりあえずは昼飯を食うベと、ソファから抜け出すことにした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿