風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ボケー

2009年04月23日 | 出版
昨日は、早々に会社を出て、都内某所で某氏と会い、某件で話をうかがう。その後、数名がその場に参集し、よからぬ密議にふける。とりあえず密議が終わり、じゃあ、酒でも飲みに行こうかとなるわけであるが、小生の財布の中には銀貨が2枚しか入っていなかったので、飲むのは辞退。飲みに行っていれば、また、いろんな面白い話になったのに少々残念であるが、電車賃がなくなると大変である。21:30、しらふで帰宅。最近、お金がないのと、飲む気力もわかないのとで、帰宅が早いような気がする。
途中、友人のSから電話があり、「マタンゴの『手淫考』を買いに行きたいんだけれど、会社にはいないの?」。ということで、近々酒でも飲もうかということになるが、その前に死にそうな今の状況を脱却しないとしょうがない。
腹が減っていたので、帰宅するなり冷蔵庫の中に残っていたものをガガッと腹に収め、一息ついたところで、「アー、ビールでも飲みたいよなあ」などと、ついつい愚痴ってしまうからいけない。「お金も持ってこないくせに、何を言ってるの!」と妻の憤激を買うハメになる。やれやれ。しょうがないから、ボケーーーとテレビをながめ、ニュースでカープの勝利を3回くらい見てから就寝。ようやくDVDの見れる環境になったのだから、せめてそのくらいはすればいいだろうと思うのは後知恵にすぎない。それなりに疲れた日常を過ごしているので、ボケーーーとする時間も重要なのだ。

しかし、金詰まりに悩んでいると、ろくに安眠もできない。寝ていても資金繰りが頭をよぎり、たびたび目が覚める。ロケンロール人生は、超ハードなのだ。6:30には布団から這い出るが、しかし、どうにも頭がボケている。その頭でボーッと新聞を読むけれど、なにがなんだか理解もしていない。
弁当を作って、紅茶をポットに詰めてから、9:00過ぎに家を出る。昨日とは打って変わったような晴天だ。すっかり初夏の陽気で、少し歩いていると汗ばんでくる。この季節、まだまだ厚着をしている人と、半そで姿の人とが入り混じっているので、そのちぐはぐさがユーモラスだ。並んで歩いているカップルでも、男性が半そでか袖をまくっているのに、女性の方がブーツにロングのスカートということが珍しくもない。
ということで、10:00出社。やらなければならない仕事がたくさんあるはずなのに、資金繰りが思わしくないと、希望も見えず、労働意欲もわいてこない。ということで、パソコンに向かいしばしボケー。ヤフトピを見ると、タレントが逮捕されたとか。どうでもいいじゃないか。
SMAP草なぎ容疑者逮捕 泥酔状態、全裸で騒いだ疑い(朝日新聞) - goo ニュース

わずかばかりの出荷を終わらせて、ようやく仕事の真似事をしていると、早くもお昼だ。弁当を食べて囲碁をしていたら、当然のごとく眠気が襲ってくる。ということでウツラウツラ。春眠、資金繰りを覚えずというわけにもいかず。
ということで、再び仕事の真似事にいそしむことにする。14:00前、元・青林舎代表の高木隆太郎さんから電話。「今日は天気もいいし、そちらにお邪魔してもいいかな」と。それは大歓迎なので道順を伝えたいが、こちらはなにせ看板も出ていない会社なので、P舎の中に居候しているから、P舎を目指してくださいと述べる。
「行くなら1、2時間後に行くと思うけど、気まぐれな思いつきなので、行くかどうかも分からないし、気にせず仕事をしていてください」とのことなので、仕事の真似事を続けることにする。ついで、M印刷Sさんから、「先日の○○(書名)って、日本語版の序文って入ってましたっけ?」。データを確認してみると、著者は日本人。日本語版序文をつける日本人はめったにいない。多分、クライアントがテンパってわけがわからなくなってしまい、混乱したままSさんに問い合わせているのだろう。
再び、仕事の真似事と囲碁を繰り返していると、16:00過ぎ、再びSさんから電話。「先日作ってもらった索引なのですが、A5の判型なのにB5で作られているっていう話なんですよ」。こちらは状況がよく理解できず、B5をB6と勘違いしてしまい、A5指定の本を46判で作っちゃったのかなと思い込む。それでデータを確認してみると、A5で作っているじゃないか。問題の所在がわからない。面倒くさいけど、アリバイ証明のために出力してみるかとプリント設定を見ると、なぜか110%拡大になっている。どうしてなのか原因はわからないが、アホクライアントに理があったことがわかり、ガッカリ。Sさんに、ごめんなさいという電話を入れる。
折り返しSさんから電話があり、PDFファイルを送ってほしい、と。ということで、PDFファイルを作成してM印刷さんに送信。やれやれ、これで一件落着。
17:00過ぎ、高木さんから電話があり、「急用があって出るのが遅くなってしまい、これからうかがいます」と。遅いなあと、少々心配していたので、一安心。これで、企画が一つ進んでくれるとうれしい。その前に資金繰りか。


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