風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

病み上がりには仮面ライダー

2006年09月28日 | 出版
励ましの書き込みをいただきまして、どうもありがとうございました。

火曜の夜は風が強く、横殴りの雨に打たれながらようやく家に着いたころには、顔が妙にむくんでオタフクみたいになっていた。ここでマタンゴ、久しぶりに熱を出す。例の小便痛を感じはじめるのを皮切りに、熱がうなぎのぼりに上昇。日ごろの暴飲暴食を含めた不摂生な生活が徐々に体を蝕み、ここぞというときにドカンと爆発・発熱。
喉から手が飛び出ちゃうほど欲しかったトロさんの原稿を前にして、ダウンしてしまう自分のふがいなさに悪態つくも、さらに頭を熱くさせるだけでどうにもこうにも前に進めなくなるのだった。38度の大変寝苦しい夜となる。床に就き唸り声をあげるたびに、愛猫がこちらの顔を覗き込み、ミャーミャー鳴いてこたえてくれる。

昨日はおやすみをいただき、一日中食っちゃ寝して過ごし、なんとか熱を下げて出勤する。一日外に出ないだけで、一週間ほど部屋に引きこもった気になる。気持ちだけじゃなく、体力も落ちていて、最寄り駅まで歩くのにも息を荒らしている。
御茶ノ水駅から外堀通りを歩いていたらF社のU君に遭遇し、体調不良のむくれっ顔を見られる。やっとの思いで会社につくと「おぉ、生きてたか、マタンゴ君」と腹巻オヤジの快活な声が聞こえてきた。
P舎のKさんに、刷り上ったばかりの金井田英津子さん画『猫町』のポストカード(萩原朔太郎生誕120年記念イベント用)をいただく。7枚入りで630円(税込)で販売予定だそうです。

お昼は飛びっきりパワーがわきそうなものを食べることにする。大横町通りにある 「新宿さぼてん」で、白飯とカニクリームコロッケと特製カニクリームコロッケを一つずつ買い、ついでにゴボウサラダも付け足した。特製のコロッケは、カニ味噌が混ざっている様子で、クリームが黄土色をしていた。
今日は請け負いの仕事の原稿を読む。それだけしかしてない。
腹巻オヤジは銀行へ行ったり、図書館へ行ったり、パソコンの前で何やら打ち込み作業をしていたり、大変忙しそう。
明日には完全復帰を目指します。すみません。

昼飯帰りのオヤジが珍しく『少年マガジン』(10月11日号)を片手にもどる。今号から仮面ライダー放映35周年を記念して、「仮面ライダーをつくった男たち」という連載がはじまったそうだ。第1話の主人公は「泣き虫プロデューサー」こと平山亨さん。平山さんといえば、我が社からも「平山亨叢書」として『仮面ライダー名人列伝』『仮面ライダーZX(ゼクロス)オリジナルストーリー』(品切れ)『東映ヒーロー名人列伝』の3点を刊行している。『マガジン』のものは、『仮面ライダー名人列伝』の内容をマンガ化したようなもの。それなのに風塵社のクレジットがどこにもないから、一通りマンガを読み終えたオヤジが少々不機嫌になるのもいたしかたない。「講談社を訴えたらカネになるかなあ?」とは、オヤジの弁。多分、無理でしょう。
そうはいえども、平山さんの空襲体験の話は感動的で、しかも『仮面ライダー名人列伝』にも載っていないエピソードでもあり、なかなかすばらしい作品に仕上がっていました。

画像は、金井田英津子さん画『猫町』(パロル舎刊、本体価格弐千参百円也)のポストカード7枚組です。


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