風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ノストラダムス

2009年07月16日 | 出版
クソ暑く、食欲がわかない。本日も、朝食に白飯を食べる意欲が起きない。まったくもって、夏ばてダイエットである。昨日から、救急車の姿が目立つようになっている。熱中症で倒れる人が多いのだろうか。
うだる列島、各地で猛暑日 4地点は7月観測史上最高(共同通信) - goo ニュース
そういえば、すでに2009年の7月なのだ。10年前に人類は滅亡していたはずなのに、どうしてまだ人類は生き残っているのだろう。そういえば最近も、滅亡モノが流行の兆しをみせているような感じだ。
その10年前、当然のことながら、風塵社は死にそうであった。弊社とは別に派手に展開している会社があって(社名を失念してしまったのでA社としておこう)、そこも死相が漂い始めていた。A社はノストラダムスものなども刊行していて、1999年7の月が来るまでは、店頭で派手に展開されているノストラダムスコーナーにA社の出版物も見かけたものだ。
そしていよいよ7の月がやって来た。恐怖の大王の替わりにやってきたのは、返品の山。これでもか、これでもかとノストラダムスの返品が返ってきて、ついにA社はお逝きあそばされてしまった。アーメン。
そのA社と風塵社との間に入る人がおり、さらにいろいろな社が織り交ざって、資金繰り上の火遊びをしていたわけで、A社倒産の影響は風塵社にも波及してくるのであるが、そのへんはオープンにできない話なのでやめておこう。ちなみに当時は、小生は経理を担当していたわけではないので、細かいところまでは理解していない。ところが、そこでからんでいた何社かのうち、A社を筆頭に最低でも4社はお逝きなされてしまっている(1社は計画的なものなのだろう)。こうしてノストラダムスの呪いは、彼を利用して儲けようとする者に災いをもたらしたのであった。
小生がガキのころ(1973年)、五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)が爆発的なブームを巻き起こした。いま振り返れば、あと26年後の予言というところが、ちょうどいい距離感だったのだろう。近すぎず、また、リアリティを失うほどの遠さでもないところに、ヒットした秘密があったように思う。その後も、コンスタントに人類滅亡モノはヒットするので、これは阿弥陀如来以来の日本の伝統なのだと思う。というわけで、弊社としても、『人類は明日滅亡する』という書籍でも作ろうかいなと思わなくもない。

そういうくだらないことを考えつつ、9:45出社。メールチェックをすると、本日行う編集会議に向けて、数名の方からレジュメが届いている。素晴らしい。著者人の熱意の高さを感じる。特にBさんは、6000千字以上の概要を書かれてきた。力が入っているなあ。
お昼前に、あきやまさんに電話。「ラジオ、どうでした?」「いやー、なんだか、あんまり反応ないですわ」「そうでしょうなあ。今朝放送したんでしょ」「何言ってるんですか、昨日ですよ」。
エッ、昨日!こちらが放送日を勘違いしていた。昨日といえば、博多山笠の追い山で朝の5:00から大盛り上がりのはずだ。その日にのんびりFMを聞いている奴なんか、少なくとも福岡市民にはいないはずだ。な~んだ、それでは反応も薄いはずだ。それで、このあとどうするかと話すことにする。クソ暑いとは思うが、次の月曜日に、青山霊園でも回ってみるかという結論。5月末に二人で青山を回ったときは、雨にたたられて何をしにいったのかわからなかったのだ。
午後から、編集会議の準備と、伝票の処理。副題をどうしようかなあと考えつつ、いい案がまったく思い浮かばない。困ったものだ。どこか体も重く、オツムも回転せず、精神的にも緊張感が足りない。ついでに、お金もない。ないない尽くしなので、今日はここまで。


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