風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

法律トラブルは小説よりも奇なり

2010年10月29日 | 出版
昨夜、都内某所にてお仲間数名で酒を飲むことになる。ところが小生の財布には1000円しか入っていない。しかし、酒は飲みたい。情けなくも、某氏に2000円を借りて、紹興酒にありつくことができた。最近、会社とは別のところでいろいろと暗い話題が多く、なんとなくしんみりと飲むことになる。そこで、紹興酒2本を空けて、じゃあ、そろそろお開きにしようかというところで、K弁護士がまだ飲みたがっている。そこで、もう1本、お付き合いすることになった。これはKさんのおごりである。どうも、ごちそうになりました。
最終の電車には間に合い、無事に帰宅してからあとは爆睡。ここまではよかった。ところが、今朝目が覚めてみたら、少し酒が残っている。日本酒や紹興酒などの醸造酒を飲みすぎると、なんともイヤな残り方をするものだ。気持ち悪さの質がなんともタチが悪い。腹の奥底がなんとも重くなってしまう。
調子が悪いなあと思いつつ、10:00出社。台風が接近しつつあるので、空模様がなんとも怪しい。どこかの山にでも登りたいものであるけれど、この週末は荒れた天気になりそうだ。家の中の片付けに精を出すことになるのかな。寒くなってきているし、ガスヒーターも引っ張り出さないといけない。
そういえば、明日はあきやまさんがラジオ出演する予定になっている。どうせ外に出ることもないのなら、家の中でラジオでも聴いていることにしよう。FM81.3 J-WAVE、『東京REMIX族』(山田五郎&しょこたん)17:00~17:54のたぶん前半に墓マイラーが登場予定なのだ。これで、月曜日には、『著名人のお墓を歩く』の注文が殺到することだろう。

そういえば、11/20(土)~12/3(金)の2週間、『トラブル依頼人』を紀伊國屋書店さんのKINOビジョンで広告放映することにした。もちろんながら一番安い出稿で、20秒間広告を流すという枠である。そこで、30字のコピーを2本送らないといけない。そのため、数日悩むことになった。そこで考えたのが以下。
「法律トラブルは、小説よりも奇なり。そのドラマはかくも濃い!」(29字)
「ありえないような実話を再構成した、涙とわらいの法律ドラマ。」(29字)
上の方は、北尾トロさんからいただいたオビ文をアレンジしなおしたものである。もう先方に送っちゃったので、変更は不可である。どういうふうに紹介されるのか、紀伊國屋書店に立ち寄られた際に見ていただきたいものだ。
KINOビジョンで広告を流すのは、弊社にとっては初めての試みなので、どの程度の効果があるのかさっぱり予測もつかないが、そこそこの結果が出れば、『初恋芸人』も出稿してもいいかなあと考えているところだ。ということで、数日前、中沢君に電話を入れてみた。ところが出ない。「起きろ!風塵社様の電話に出ないとは、いい根性しとるなあ」と、中沢君にメールを入れておいた。1時間ほどして、中沢君から電話がかかってくる。
「いやあ、すみません。普通、電話が鳴れば起きるんですが、今日はどういうわけか気がつかなくて」
「フーン。それが腹巻オヤジ様に対する態度なわけね」
「いやあ、すみません」
「だれのおかげで、彼女ができたと思っているの。それはともかくさあ、君、いま、貯金どのくらいある?」
「家賃を払わないといけないので、4万くらいはあると思います」
「ああ、そう。中沢君にとってさあ、『初恋芸人』って大事な本だよねえ」
「もちろんですよ」
「今度さあ、紀伊國屋さんのKINOビジョンに『初恋芸人』も広告出そうかなあと考えているんだけれど、中沢君、お金出さない?」
「……」
「さっき、大事な本って言ったよなあ。多くの人に手にとってもらいたいだろ」
「え、ええ。それは」
「家賃分を貯めておく甲斐性があるだろ。そんなに広告料が高いわけでもないし、もう少し先の話だから」
「う~ん、考えてみます」
ということなので、『初恋芸人』をKINOビジョンに出稿するかどうかは、まだわからない。

最後に、今週終えた仕事を少々。『ドキュメント タカラヅカいじめ裁判』(鹿砦社刊、山下教介著)を25日に校了している。そろそろ刷了になるころだろう。本書は、2年前に宝塚音楽学校に入学したSさんという若い女性が、学校内でひどいいじめに遭い、そのうえ、万引きと窃盗の容疑などで学校を退学させられるという理不尽な仕打ちを受け、宝塚音楽学校を提訴するにいたった過程を追ったものである。阪急阪神ホールディングスをバックに控えた宝塚音楽学校の不祥事なので、関西のメディアはあまり取り上げなかったらしい。そこにあえて首を突っ込むR社の姿勢は、評価されてしかるべきであろう(と、M社長をおだてておくことにする)。
もうひとつ、『革命か?エロか?それが問題だ』(鹿砦社刊、深笛義也著)を昨日、Y印刷に入稿した。長くなってしまったので、こちらの紹介は別の機会に。


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