ピカソ・マニマニア

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滑稽が跳ねている「ツメ人形」  阿古屋外伝

2011-01-19 14:30:47 | 観劇


阿古屋 正式名は「壇ノ浦兜軍記」は 元々は人形浄瑠璃でした。

歌舞伎の舞台にもその名残りがあります。

昨日の玉三郎の舞台の余韻がいまだ残っている私メに もう少しお付き合い下さい。


この写真の奇妙なメイクの人たちは 今一人の登場人物 岩永という赤塗りの奴姿の命令で登場します。

中間といって 身分は武士と平民の間、 一本差しで 戦に加わったり雑用をしたりする人たちです。 一日限りの流れ者も多かったそう。

詰問の甘い 重忠に業を煮やして 岩永が 責めの道具をもって来させます。

梯子が4つ(四方を囲む?)桶三つの大小の棒が5つ。
水攻めの道具です。

この人たちがやたらぴょんぴょん跳ねて くるくる回るのは 人形浄瑠璃の ツメ人形を模しているからだそう。

浄瑠璃の端役は きりたんぽのような形、 手足のないツメ人形と呼ばれるもので このそれぞれ愉快なメイクの中間は それを意識しての ことだそうです。

岩永役は黒子を二人従えて 声は浄瑠璃の 人形ぶりです。

これも人形浄瑠璃を 意識しての事だそう。



おそまつ!

      風呼r  でした    


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