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” つまを めとらば ” 青山文平著

2019-06-10 23:30:19 | 

 

2916年の 第154回直木賞受賞作です。

審査員 満場一致だったそうです。

 

江戸中期から後期の 下級武士を題材とした 6編からなります。

 

 

『 ひともうらやむ 』  

人もうらやむ カップルの話。

誰が見てもお似合いの二人 結婚はしたものの はてさて その結末は ~

 

『 つゆかせぎ 』 

芝居茶屋の娘だった妻が 夫の知らぬ間に戯作を書いていた。

つゆかさぎ とは 日用取(ひようどり)と呼ばれる日雇い労働者が 雨に降らると 

その妻が春を売ること。

 

『 乳付(ちつけ)』

産後の肥立ちが悪く もらい乳をさせてもらう女への 嫉妬など。

 

『 ひと夏 』

部屋住みの次男が 召し出されたのは 恵まれた幕領の中にある 50戸ほどの飛び地の支配所詰めだった。

 

『 逢対(あいたい) 』

登城前の権家(権力を持つ人)の屋敷に 無役のものが出仕を求めて日参すること。

盟友につれられて 逢対に出かけた男が 人格者と評判の若年寄に一度で気に入られた訳は?

 

『 つまをめとらば 』

3人の妻は ことごとく男に面倒をかけた。 いまは独り身だ。

ばったり再開した幼馴染は 56才にして初めて所帯を持つという。

その決め手となったのは?

 

 

現代に通じる話ばかりで そうそう あるある~感が満載です。

結末も ふ~んそう来るかぁ~ 意外です。でも奇はてらっていません。

 

久し振りに わくわくと読書しました。

 

 

        by   風呼      

 

 

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