修験道の始祖 役行者を尋ねて 奈良、吉野の奥の 大峰山のふもとを訪ねました。
大峰山は 現在も女人禁制です。
赤い帽子、白い帽子 それぞれ100人弱くらいの の小学生の団体と山道ですれ違いました。
三人から五人くらいに一回の 「こんにちわ」 50回は言ったでしょう。
みたらい渓谷を経て 初日は 大峰山の西のふもとの 洞川(どろかわ)温泉泊。
宿の あっちからとこっちから 小学生の声がやかましい。
二つの小学校の 林間学校だそうです。
赤い帽子・白い帽子で 学校を識別していたのね。
二日目は 滝めぐりです。
冒頭の写真は 二つ目に訪れた 洞川(どろかわ)温泉から 北東の ”三船の滝”
程よい緊張感が漂います。
これまで感じたことのない 優しい潔さに 滝に見入っていると 見えてきました
右手に 錫杖(しゃくじょう 山伏の道具のひとつ)を手にしたお姿が。
前にいるのは 猿ではないし 何だろう? 役行者は何を従えていたのだろう?
ちなみに 役行者が向いているのは 南南東です。 磁石で確かめました。
宿について落ち着いて調べてみると 役行者が見ている方向に 大峰山がありました!
従えているのは 青鬼・赤鬼の小鬼の夫婦。
生駒山で悪さをしていたのを 行者が懲らしめ 以後家来になったそう!!
消えかかった文字の 立て看板に 『 真ん中は 文殊菩薩で 12体の仏を従えています 』とありました。
やっぱり見えているのですね。
文殊菩薩は 12支をつかさどっているそうです。
これは 北斎が描いた 青鬼・赤鬼を従えた 役行者です。
もう1300年前の事なので 妖気も邪気もない
私は 役行者を見たと思いました。
7月25日
by 風呼