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『髑髏城の七人』  劇団☆新感線  於・青山劇場

2011-10-06 23:49:55 | 観劇

小栗旬、 森山未来、 早乙女太一 が出演とあれば見に行かざるを得ないでしょう。

古田新太の出ていない 新感線がどんなものかも知りたかったし。

写真は左から 小池栄子、 小栗旬、 森山未来、 早乙女太一。

 

物語はこうです。

信長亡き後、 その側近たちが関東に流れてくる。 信長の密偵だった小栗         旬、 信長の小姓(影武者という設定の時もあったそう)だった森山未来、            鉄砲隊だった小池栄子、 そして生きていた森蘭丸に早乙女太一。

小池栄子は 極楽太夫という名で 早乙女太一の蘭兵衛が営む 駆け込み          寺のような遊郭・無界屋にいた。

森山未来演じる 天魔王が 髑髏城をつくり 亡き信長の威光を胸に 狼藉          の限りを尽くしているのを聞いた 小栗旬演じる 捨之助が現れ 天魔王と対決する。 

薬を盛られ天魔王の手下になった蘭兵衛は死に 無敵と思われた天魔王も          最後は滅び 髑髏城は 家康の物になる。

そこに 髑髏城を設計した 仲里依紗の沙霧が絡みます。

 

小栗旬は太ももも顕わな着流しがよく似合う。 

早乙女太一は 新感線の舞台にしては 演技がちょっと暗すぎる?

森山未来はさっすがダンスの名手、 市川染五郎振付という 殺陣の振付を              シャープに踊る。 殺陣は十八番(おはこ)の 早乙女太一より切れがあります。 早乙女太一は損な役割りなのかも。 扮装も地味ですし。

小池栄子は華やかで 存在感と安定感があります。

よくわからないのが 仲里依紗という女優さん。 声がかすれていたのは地声なのか 嗄れたのか。 一瞬 マチャミ(久本雅美)かと思った。  動きも女優さんというより 子供のよう。 そういう役柄なんだろうか。

 

7年ごとの再演だそうで 今回で5回目です。

激しい動きが要求される新感線も 主役級の団員の年齢が高くなり 新旧交          代の時のようです。 『鋼鉄番長』 に続き 今回も怪我で休演が出ました。   古田新太さんは 捨之助と天魔王の二役をなさったこともあるそうですが。  どうりで前半に森山未来の出番がほとんどなく 後半は小栗旬の出番が少ない筈だ。

劇団員では 刀鍛冶役の さすがの高田聖子さん 日和見の三五という役の  河野まさとさんが 出色でした。

 

前半は小栗旬の出ずっぱり ちょっと散漫?  後半に森山未来が登場すると 舞台は求心力が出てきます。 緊張感をもって舞台が支配されます。

最後の大立ち回り(百人切りというそう) で 一人斬るたびに 捨之助の刀     を研ぐ兵庫(勝地涼・好演)のところが 新感線らしい笑いでした。  

 

古田新太の笑いが懐かしい

          風呼  でした       

 

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