ピカソ・マニマニア

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映画『めぐりあう時間たち』 11月17日(水)21時~23時 NHK衛星2

2010-11-17 14:46:14 | 詩作


二コール・キッドマン、 ジュリアン・ムーア、 メリル・ストリーブ 共演の映画です。

二コール・キッドマンは 『ダロウェイ夫人』を書いた ヴァージニア・ウルフの最期の一日を演じます。 

ジュリアン・ムーアは 『ダロウェイ夫人』を愛読する 夫の望む妻を演じるのに疲れた主婦 ローラ。

メリル・ストリーブは エイズに罹った作家の元恋人で ダロウェイ夫人と同じ名のクラリッサという名の 自立した女性。
元恋人の母親は ローラです。


13才で母親を亡くし 幼児期に 異母兄に性的虐待を受けた ヴァージニア・ウルフ(1882~1941)は 神経症をわずらっていました。


花束が3つのエピソードに共通します。

ヴァージニア・ウルフは 姉親子がお茶に来るために ローラは 夫の誕生日に(夫自身が買うのですが) ラリッサは 元恋人の受賞に。




 ローラ


ケーキが上手く焼けないのは
ローラが料理下手
という訳だけではない

 その朝
 夫のダンは
 誕生日の花を
 自分自身で買いに行き
 寝ているローラを起こさず
 4才の息子に
 シリアルとジュースの朝食を用意して
 会社に行った


ローラが塞ぎがちなのは
マタ二ティブルー
だからだけではない

 「ダンは貴女を愛しているから大丈夫、
  貴女には他の才能があるのよ」
 午後に入院すると言いに来たキティが
 崩れたケーキを見て言った

 その夜 子供以外の
 総てに恵まれたキティが死んだ
 -死にたかったのは
  ローラのほうだったのに


 「愛している証よ」 
 と言いながら
 ローラはケーキを作り直した
 「愛に証がいるの?」 と
 子供は訊いた
 夫は喜び、息子に
 南太平洋の戦場でどんなにママを
 想ったか
 ママがいたから耐えられた、
 ひっそりと美しい
 ママを幸せにしてやりたかった(!)のだと
 熱く語った


台所がぴかぴかなのは
ローラが料理嫌いのせいだけではない


 1951年の或る朝、
 二人の子供と夫に
 朝食を用意し
 置手紙を残して
 ローラはひとり
 バスに乗った。
 



この映画で メイクで別人になった 二コール・キッドマンが 2003年のアカデミー主演女優賞に輝きました。

私的には 「うっそー、 メリル・ストリーブでしょう?」 の気持ちでしたが。

ジュリアン・ムーアの 憂いをおびた美しさも 必見です。



今夜が待ち遠しい
  
       風呼r  でした       




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