本作はキャメルを脱退したピーター・バーデンスが79年が発表したソロ・アルバムである。キャメル本体でいえば「リモート・ロマンス」の頃の作品ということになるが、当時、熱狂的なキャメル・ファンであった私からして、このアルバムは存在自体を知らなかったのだから(当然、国内発売はなし)、ほとんどプログレ・ファンから黙殺されたのだろうと思う。私はこのアルバムを実は数ヶ月前に購入して、今ようやっと聴いているところだが、この内容からして、当時、これを聴いたファンなら黙殺せざるを得なかったのも分かろうものだ。全体としては、70年代後半のジーンズ・ショップだとか、喫茶店なんかで流れていてもいっこうに違和感のない、当時流行のフュージョン的な感触を取り入れた、軽いイージー・リスニング調ロックといったところだ。
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