「ジャスト・ナウ&ゼン」から6年後の作品だが(両者の間には「4:17pm」という作品もあるのだが手に入れられなかった)、時流に合わせたのか、1曲目の「スピリチュアル・レッド・ブギー」からいきなり「打ち込みファンク・リズム+シンセ・ブラス+デジリバの遠近感」つまり、スクリッティ・ポリッティ的サウンドなのは驚く。彼のソロ作といえば、第4作「スピリッツ」の冒頭に収録された「恋にお手上げ」のアレッシーも真っ青なポップさにも驚いたが、こちらも中々の日和見振りではある。
2曲目「ノー・エグジット・ラブ」や3曲目「アイヴ・ガッド・ユア・ナンバー」では、テキサスみたいなハードなエッジのギター・ポップ的サウンドにのって、「ふたりは恋のヘアピンカーブ」とも「恋のテレフォン・ナンバー」みたいな歌詞を歌ってしまっているし(笑)、本作には、当時売れ筋だったであろう音楽記号が満遍なく散りばめられている感じである。まぁ、商売上こういう曲は、お仕事としてやらなければいけなかったのだろうが、さすがに、ちと迎合しすぎという気がしないでもない。
森園勝敏/クロス・トーク(全文)
2曲目「ノー・エグジット・ラブ」や3曲目「アイヴ・ガッド・ユア・ナンバー」では、テキサスみたいなハードなエッジのギター・ポップ的サウンドにのって、「ふたりは恋のヘアピンカーブ」とも「恋のテレフォン・ナンバー」みたいな歌詞を歌ってしまっているし(笑)、本作には、当時売れ筋だったであろう音楽記号が満遍なく散りばめられている感じである。まぁ、商売上こういう曲は、お仕事としてやらなければいけなかったのだろうが、さすがに、ちと迎合しすぎという気がしないでもない。
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