キーボードの坂下秀実が脱退し、サポートとして茂木由多加が参加した1979年の第5作。内容的には前々作のプログレ・ハード、前作の「ホワイトアルバム」的なポップなヴァリエーションに変わって、大胆にニュー・ウェイブ&テクノ・ポップ的な音楽にシフトしているの。1977年の森園勝敏脱退後、3作目にして「これがあの四人囃子か」と思わせる仕上がりである。
音楽的にはジョン・フォックス時代のウルトラヴォックス、マガジン、そしてクラフトワークあたりの影響が大なのは一聴して明確であり、そこにここ2作で明らかになってきた、ジェネシス的なシンフォニックさやブランドXのテクニカルさを散りばめたといった感じだろうか。ともあれ、1979年頃といえば、日本でもロックは大激動期だった訳で、こうした影響が四人囃子のようなバンドにまで波及しているあたりに当時の激震振りが感じられようものだ。
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