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エディ・ヒギンズ・トリオ/クリスマス・ソングス

2006年12月21日 09時12分18秒 | JAZZ-Piano Trio
 エディ・ヒギンスのクリスマス・アルバムです。一昨年出たもので去年購入したはいいが、なんやかやでクリスマスの時期に聴き逃したせいで、そのまま放置、さきほどふと思い出して開封し、今聴いているところです。内容はもちろんピアノ・トリオによるクリスマス・ソング集、メンツはジェイ・レオンハートとジョー・アシオーネというヴィーナスでのレギュラー・トリオになります。よくいわれることですが、ヒギンスはオスカー・ピータソン風なノリの良さに白人的な洗練された上品さみたいなものがプラスされたのが特徴な人ですから、クリスマス・ソングとの相性の良さみたいなところは現物を聴かなくても、大体想像できる訳ですが、実際聴いてみると、クリスマスらしい華やいだ雰囲気は今一歩としても、良くも悪しくもほぼその通りの音が出てきたという感じです。

 収録曲については、全編スタンダードかなと思っていたら、意外にもトラッドが多くこれちょっと意外でした。4曲目には「世の人忘れるな」が入っているのですが、この曲シグナル風なテーマが何故かジャズ・ミュージシャンの心をとらえるか、このテーマをトリガーにしてテクニカルにアレンジするジャズ・ヴァージョンが数多く存在する訳ですが、ここでも途中レオンハートのアルコをフィーチャーしたりしてなかなか凝った構成になっていますし、「ベツレヘムの小さな町」は上品なボサノバ調とけっこう手を替え品を変えで全編楽しませてくれます。スタンダート作品としては、「ザ・クリスマス・ソング」はアシオーネのブラシにのってゆったりとした演奏、「ジングル・ベル」や「ウィンター・ワンダーランド」はスウィンギーなヒギンス節といったところです。ただ「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」が出てこないところが少々残念でした。

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