ピエラヌンツィにマーク・ジョンソンとジョーイ・バロンを擁したトリオによる2001年の作品。イタリア映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ作品をカバーしたアルバムということで、けっこう話題になっていたことは知っていましたが、恥ずかしながら聴くのは始めてです。ピエラヌンツィはしばらく前にレビュウした「Infant Eyes」はショーター集でしたし、最近ではフェリーニ集とか、未聴ですがフリー・インプロだけでまるこどアルバム作ったりして、とにかくアルバムをひとつのコンセプトでまとめることが好きみたいですね。
さて、このアルバムですが、モリコーネ集ということなので、彼がモリコーネの曲をどう料理しているとか、選曲のセンスとかを云々できればよいんでしょうが、私がモルリコーネの曲の熱心なリスナーではなく、曲自体をあまり知らないのでそのあたりを書けないのが残念です。ただ、全体にいえることはいつものピエラヌンツィの演奏と比較して、かなりアーシーで時にブルージーなところがあったり、時にユーモラスな表情を見せるところがちらほらしたりして、いつもとけっこう雰囲気が違うので、そのあたりがモルリコーネの色なのかもしれません。
演奏としては、ピエラヌンツィらしさが炸裂するアップテンポな「La Voglia Matta(狂ったバカンス-62年)」とオリジナルの「Just Beyond The Horizon」はビル・エヴァンス直系な透徹したリリシズムを感じさせる点が良かったですかね。Incontro」はボサ・ノバ(今の季節向き?)。この人がやるボサ・ノヴァってのはちょっと温度低過ぎなところはありますが、これはこれでおもしろかったです。また、「Jona Che Visse Nella Ba」はピアノ・ソロ。
ついでに、あまりモリコーネのことを知らない私でも、「あぁ、モリコーネの曲だな」と感じたのは、「Le Mani Sproche」。モリコーネの曲でイタリア風な情感とちょっとアーシーで泥臭いような旋律が特徴だと思うんですが、そういうところがよく出たテーマだと思います。ただ、まぁ、その後、ピエラヌンツィによってフリーみたいにテーマを完璧に解体されちゃう訳ですけど(笑)。
という訳で、久しぶりにピエラヌンツィのアルバム聴いた訳ですが、やっぱこの人いいですわ。この人のそこはなかとない透明感と緊張感を漂わせつつ、あくまでもエレガントさ失わない演奏は、やっぱサイコーに私好みです。
さて、このアルバムですが、モリコーネ集ということなので、彼がモリコーネの曲をどう料理しているとか、選曲のセンスとかを云々できればよいんでしょうが、私がモルリコーネの曲の熱心なリスナーではなく、曲自体をあまり知らないのでそのあたりを書けないのが残念です。ただ、全体にいえることはいつものピエラヌンツィの演奏と比較して、かなりアーシーで時にブルージーなところがあったり、時にユーモラスな表情を見せるところがちらほらしたりして、いつもとけっこう雰囲気が違うので、そのあたりがモルリコーネの色なのかもしれません。
演奏としては、ピエラヌンツィらしさが炸裂するアップテンポな「La Voglia Matta(狂ったバカンス-62年)」とオリジナルの「Just Beyond The Horizon」はビル・エヴァンス直系な透徹したリリシズムを感じさせる点が良かったですかね。Incontro」はボサ・ノバ(今の季節向き?)。この人がやるボサ・ノヴァってのはちょっと温度低過ぎなところはありますが、これはこれでおもしろかったです。また、「Jona Che Visse Nella Ba」はピアノ・ソロ。
ついでに、あまりモリコーネのことを知らない私でも、「あぁ、モリコーネの曲だな」と感じたのは、「Le Mani Sproche」。モリコーネの曲でイタリア風な情感とちょっとアーシーで泥臭いような旋律が特徴だと思うんですが、そういうところがよく出たテーマだと思います。ただ、まぁ、その後、ピエラヌンツィによってフリーみたいにテーマを完璧に解体されちゃう訳ですけど(笑)。
という訳で、久しぶりにピエラヌンツィのアルバム聴いた訳ですが、やっぱこの人いいですわ。この人のそこはなかとない透明感と緊張感を漂わせつつ、あくまでもエレガントさ失わない演奏は、やっぱサイコーに私好みです。
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