最近発掘されたらしいフィルモア・イーストでのライブ音源。ありがちなブート起こしなどではなく、きちんとしたSB録音である(8トラックの模様)。69年12月といえばナイスがこのフィルモアでキング・クリムゾンと遭遇した時期でもある。当時、クリムゾンでベースとボーカルを担当していたグレッグ・レイクがキース・エマーソンと意気投合し、ELP結成に突っ走るのは周知の事実だが、いずれにしても、この時期のナイスはエマーソンのミュージシャン・エゴが異様にふくれあがった状態であり、それに拮抗するには他のふたりがいささか役不足になりかけてもいた。いわばバンド内部的からみても、既に解散直前でもあった訳だ。ELP結成後に発表された「エレジー」には、エマーソンの独演会と貸したライブが数曲収録されていたが(このアルバムと「エレジー」には同一テイクはない)、このアルバムはその時期のナイスのステージをほぼフルに収録されたものとして注目できるものだ。いったい、ナイス最終期のライブとはどんなものだったのか。
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