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ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/枯葉(SACD)

2005年03月29日 00時18分18秒 | JAZZ-Piano Trio
 ついでに前の「スワンダフル」ところで、批判気味に書いたエルヴィン・ジョーンズ&リチャード・デイビスがドラムとベースを担当している復活第1作の方も改めて聴いてみました。こうやって聴いてみると悪くないです。世代間異種格闘技的なおもしろさは。やはりあまり感じられませんでしたが、ハンク・ジョーンズ・トリオとして聴けばけっこう良いかもってな感じ。だから、このトリオ、歴代ザ・グレイト・ジャズ・トリオでも、第二期のアル・フォスター&エディ・ゴメスの頃に近いような印象もありますね。

 なので、曲目としては、ミディアムからスローのもの、「イエスタデイズ」「ブルー・ボッサ」「サマータイム」「マイ・ファニー....」あたりが良かったです。どれも耳タコの曲ではありますけど、ハンク・ジョーンズが弾くと改めて、いい曲だなぁと感じることしきり。特に「イエスタデイズ」と「ブルー・ボッサ」はエルヴィン・ジョーンズがブラシで渋くきめていて、これなど聴く前になんとなくイメージしていたトミフラの「セブン・シーズ」あたりのイメージに一番近いもんで、個人的にはこのアルバムの一押しってところです。
 
 一方、エルヴィン・ジョーンズのタイコがドカスカやる「枯葉」や「A列車」は、他の方はどうか思うか分かりませんが、個人的にはそのパワフルさが不発に終わってる感じがしてしようがないです。ウィントン・マルサリスと組んだ「至上の愛」の時はエルヴィン・パワーは健在だったんですがね....って、あれは本作をさかのぼること10年前の作品か(笑)。

 ついでに個人的願望ですけど、ザ・グレイト・ジャズ・トリオなんて仰々しいバンド名はいらないから、ハンク・ジョーンズはアル・フォスター&ジョージ・ムラーツと組んだスタティックなアルバムでも作ってもらえたらなと思いますね。ヴィーナス・レーベルででも企画してくれないもんでしょうか。

PS:そういえばハンク・ジョーンズってキャノンボールの「サムシング・エルス」に入ってたんだよなぁ。ついでにあのアルバムも冒頭は「枯葉」でしたね。

 
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