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ホット・オブライエンというジャズ・ピアニストのライブ盤です。初めて聴く人ですが、一応ネットで調べてみたら、50年代にはデビューしている大ベテランで、メジャーな存在でこそないが、米国では知る人ぞ知るという感じの人みたいです。日本人の感覚でいうとエディ・ヒギンズみたいなもんかな?。このアルバムは一年くらい前に新宿のディスク・ユニオンで新譜としてディスプレイされていたものを購入してきたもので、レイ・ドラモンドとケニー・ワシントンという組み合わせからして、新人か中堅の今風なコンサバ・ジャズ(?)だろうとあてこんだ訳ですが、こんなベテランだったとは知らなかった(どうもすいません)。
収録曲は全部で9曲。2004年、ブルース・アレイでのライブ盤ということで、演奏はどれも7,8分と長目で、ライブ的な感興も充分です。この人、基本的にはハード・パップ・スタイルのようで、ソロ自体は日本人が好むようなメロディックなものではなく、どちらといえばややゴツゴツしたパップ的なフレーズを次々に繰り出しつつ、音楽の温度を次第に上げていくという感じ。メロディックでもないし、ノリノリという訳でもないですから、日本人にとってはちょいと微妙なスタンスかもしれませんが、きっと本国ではこういうのが「オーソドックスなジャズ」って感じなのかもしれませんね。誤解を恐れずにいえば、全盛期のウィントン・ケリーあたりに近い感じといったら伝わりやすいかも(ケリーのような哀感はあまりないですが....)。
曲もほとんどがスタンダードのようですが、選曲がなかなか渋く、半分くらいは知らない曲でした。ちなみに知っていた曲のひとつ「LULLABY OF THE LEAVES」も、最初はどっかで聴いたことある曲だよなぁって感じだったのですが、よくよく聴いたらベンチャーズでお馴染みの「木の葉の子守歌」でした。とてもセンスの良いブルージーな歌い回しで演奏している訳ですが、本来はこういう渋い曲だったんですかね。演奏としては1曲目の「Nothing Like You Has Ever Been Seen Before」とか、6曲目の「Tangerine」あたりのミディアム・テンポで上品にスウィングしつつ、多彩なフレーズを繰り出していくあたりが楽しかったですね。レイ・ドラモンドとケニー・ワシントンもこういう場面では心得たもので、ラストなどまさに八分の力でストイックに決めてます。かっこいい。
収録曲は全部で9曲。2004年、ブルース・アレイでのライブ盤ということで、演奏はどれも7,8分と長目で、ライブ的な感興も充分です。この人、基本的にはハード・パップ・スタイルのようで、ソロ自体は日本人が好むようなメロディックなものではなく、どちらといえばややゴツゴツしたパップ的なフレーズを次々に繰り出しつつ、音楽の温度を次第に上げていくという感じ。メロディックでもないし、ノリノリという訳でもないですから、日本人にとってはちょいと微妙なスタンスかもしれませんが、きっと本国ではこういうのが「オーソドックスなジャズ」って感じなのかもしれませんね。誤解を恐れずにいえば、全盛期のウィントン・ケリーあたりに近い感じといったら伝わりやすいかも(ケリーのような哀感はあまりないですが....)。
曲もほとんどがスタンダードのようですが、選曲がなかなか渋く、半分くらいは知らない曲でした。ちなみに知っていた曲のひとつ「LULLABY OF THE LEAVES」も、最初はどっかで聴いたことある曲だよなぁって感じだったのですが、よくよく聴いたらベンチャーズでお馴染みの「木の葉の子守歌」でした。とてもセンスの良いブルージーな歌い回しで演奏している訳ですが、本来はこういう渋い曲だったんですかね。演奏としては1曲目の「Nothing Like You Has Ever Been Seen Before」とか、6曲目の「Tangerine」あたりのミディアム・テンポで上品にスウィングしつつ、多彩なフレーズを繰り出していくあたりが楽しかったですね。レイ・ドラモンドとケニー・ワシントンもこういう場面では心得たもので、ラストなどまさに八分の力でストイックに決めてます。かっこいい。
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